夜眠れなくなるような投資は避けたい(投資戦略アウトルック/2020.3.27) | なちゅの市川綜合研究所

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(※写真はガストポテチ“チーズINハンバーグ味”を食べる筆者近影です)

 

毎日ボラタイルな相場が続いているので、日中も株の値動きばかりを気にしてしまったり、深夜もNY市場や日経先物が気になってついついスマホを弄り始めて寝不足気味の方も多いかと想像します。たとえボラタイルな相場であっても右肩上がりなら、浮かれたテンションに起因した寝不足なので精神衛生上もマシなのですが、今の新型肺炎相場は基本右肩下がりの相場であり、ストレスのともなう寝不足なのでなかなかに厄介と言えます。


かつて私もレバレッジを掛けた状態でリーマンショックを経験したこともあり、夜のNY市場が気になって眠れないお気持ちはよく理解出来ます。また、株の話ではありませんが、レバレッジ100倍が許されていた10年以上前はFXに凝っていた時期もあり、リーマンショック(のわりと序盤)でほぼ1文無し状態になった私でも、お小遣いほどの金額で高いレバレッジをかけられるので大変夢中になっていたことを今でもよく覚えています。

 

尤も、FXの場合は深夜も場が立っており、遅くまで起きている必要性があるため論点の違う面があろうかとは思いますが、基本的に夜眠れなくなるような投資は避けた方がいいと思います。ちなみ私はFXをギャンブル感覚でだけでやっていて、投資の才能が無いことは先のリーマンショックで証明されたわけですが、博才だけは多少あったようであり、FXは生涯トータルでもそれなりにプラスを確保しています。ただいくら儲かったとしても、FXはやはりレバレッジ(ロスカット)の心配をしてしまい、睡眠時間が削られてしまうので、ある時を境にぱったりとやらなくなってしまいました。

 

投資もFXもギャンブルも(ゴルフも)同じだと思いますが、やはり最後にはメンタルが大きくモノを言います。夜眠れなくなっているということは、投資額やレバレッジが自身のリスク許容度を超過しているということの証拠なので、いますぐに投資を引き上げるか、レバレッジを下げた方がベターかと思います。幸か不幸か足許のボラタイルな相場は、自分の心理的な限界を知るチャンスでもあるので、日経平均やNYダウが1日で1,000円とか1,000ドルとか騰がったり下がったりして一喜一憂して終わりにしてしまうだけでなく、是非ご自身の心理状態ともしっかり向き合っていただきたいなと思います。

 


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