サラリーマンの給料も我慢料、投資も我慢料。 | なちゅの市川綜合研究所

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「サラリーマンの給料は我慢料」などと一般的によく言われたりしますが、投資も同じだと思います。アベノミクス以降はひたすら右肩上がりの相場が続いたので、株は含み益状態で当然と思われている方も多いかと思いますが、普通の相場では含み損の期間の方が長いものだと思います(補足:上がった株は適当に利確するため、損をしている株が手元に残りやすい。信用評価損益率と同じ考え方)。

 

ただサラリーマンの給料はちゃんと我慢さえできば、毎月きちんと入金があるので、とりあえず短期的に報われるぶん理不尽な我慢もしやすいのですが、こと投資に関しては我慢の期間がどれだけ続くかわかりませんし、その我慢の時間軸の長短に応じた報われ方をするというわけでもないほか、不確実性といった観点もあるので、我慢料という点では給料と一緒ですが心理的ストレスという観点では投資の方がはるかに上回るように思います。

 

ちなみに私の場合はこの我慢料云々の話以前に、投資による損得の観念が既にマヒしており、ポートフォリオの含み益がタンマリある状態でも、含み損に沈んでいる状態でも特に何も感じませんし、そもそも面倒くさくていちいちパフォーマンスの計算もしないので「あー今年は結構ヤラれてるだろうな・・・」以外はよくわからないというのが実際のところです。当然ですが、今回の相場で損益状態がそれなりの含み損状態に転落した口座もありますが、そんな口座にログインして焼け野原状態のポートフォリオを見ても、いちいちセンチメンタルな感情を抱いたりすることも最早ありません(笑)。

 

そんなわけで、ひょっとしたらこれから数年は辛く長い時期が続くのかもしれませんが、投資もサラリーマンと一緒で一種の我慢料と捉えて、無理やり整理してしまうと精神的にいくらか楽になるかと思います。またこれは単なるライフハック的な観点となりますが、どうしても給料と同じように短期軸で我慢料を受け取りたいのであれば、高配当株や株主優待銘柄による定期的なインカムゲインのウエイトを増やして、精神衛生状態を良化させるのがベターな手法かなと思います。

 


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