先頃、昨年10月に開業した新港ふ頭客船ターミナル「横浜ハンマーヘッド」を視察してきました。事業主体は、新港ふ頭客船ターミナル株式会社という地元横浜企業を主体としたコンソーシアムで、代表企業は横浜や川崎でモアーズ等の商業施設を運営していることでも知られる横浜岡田屋です。そのほか、横浜の港湾事業を取り仕切っている地元のドンでありカジノ誘致反対派の急先鋒こと藤木企業や、MMの顔である横浜グランドインターコンチネンタルホテル、野村不動産がJVとして名を連ねています。
1F路面には「リゴレット」や「DAZZLE」で知られるHUGEの新業態「QUAYS pascific grill」が入っています。醸造所や焙煎所を併設しており、クラフトビールやクラフトジン、自家焙煎珈琲がシーフードとともに楽しめるようです。新川さんのHUGEは直近でスクランブルスクエアにもスパニッシュの新業態を出店しており、“クオリティの高いバルニバービ”という感じの企業体に進化してますね。
エントランス入って1Fには「ラーメンフードホール」というラーメンのフードコートがあります。テナントは6店入っており、銘柄は以下の写真をご確認ください。私は札幌・真駒内の「白樺山荘」のみそラーメンが好きなのでそこで食べたのですが、その紹介は別記事に譲りたいと思います。
そして当館のキラーテナントである「ありあけハーバースタジオ」です。横浜銘菓として確固たる地位を誇る「横濱ハーバー」のアンテナショップであり、製造工程が見られるようになっています。その場のプリクラみたいな写真機で撮影した写真を添付出来る客船型の紙製容器に入れたパッケージ商品を販売しており、どうやらそれが人気商品のようです。
ピーターラビットカフェもあります。運営会社はラケル、となっていたのでたぶんオムライス中心の提供かと思いますが、「お父さんのパイ」なる不敬なメニューもあるようです(笑)。なお各客席にはムーミンカフェよろしく、ピーターとその手下達のぬいぐるみが配されていました。
そしてバルニバー二のピザ業態「アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレ」です。同店は既存店の恵比寿が既に人気化しているようですが、平日の昼間しかもアイドルタイム寄りに視察したのにここだけ大行列でした。ジュリア・ロバーツ主演の「食べて、祈って、恋をして」のナポリ編の舞台になったのが同店なのだそうです。へー。
視察の最後に、お隣の日本リテールファンド(8953)所有物件である「MARINE&WALK」もチラ見してきました。相変わらず客入りが微妙でしたが、ハンマーヘッドの開業により同線的観点から本施設がどん詰まりでは無くなるので、どちらかというと好影響だと思うので復活に期待したいですね。
ハンマーヘッドはそれ単独で行くという感じでもないのかもしれませんが、入居している飲食テナントは中々魅力があるように思いますので、みなとみらいの他施設で遊んで、ごはんを食べに行くのはいいかもしれません。横浜にお越しの際はぜひどうぞ。
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