世の中的には12月23日が休みでないことに心を痛めているサラリーマンも多いなか、「まぁ12月権利日前に株を弄れる日が一日増えるからいいか」などと、謎のセルフ慰め行為に走る個人投資家の皆様へお送りするカテゴリー“立ち食いそば”累計113店目の紹介となります。
さて今回はJR御殿場線・御殿場駅徒歩0分の「桃中軒」に行ってきました。一つしかない改札を抜けて、富士山口(反対側は箱根乙女口)のロータリーに向かう階段を下りて直ぐのところにあります。朝は8時からやっているようですが、夜は19時で閉まるのでご注意ください。
今回は「山菜そば/370円」、をオーダーしました。
そば麺は文字通り駅そばのそれですが、東京で提供されるそれよりも太目であり、ぼそぼそした田舎蕎麦といった感じです。出汁は一見して醤油ベースの暗黒系に見えるものの、実際かなりの甘口に仕上がっており、いい意味で?裏切られます。また、山菜に小振りな椎茸が添えられているほか、2枚のなると、ネギも青ねぎではなく万能ねぎを使用しているなど、トッピングとしてはかなり頑張っている印象を受けました。特にそば麺が漠っと間の抜けた感じなので、シャープな味わいの万能ねぎがいい仕事をしていると思います。
なお、こちらの「桃中軒」はこの御殿場店のほか、沼津駅(上/下線ホーム)・三島駅(上/下線ホーム、新幹線ホーム)の6店体制で展開しています。桃中軒自体は沼津に本社を置く駅弁・仕出し弁当販売が本業の会社であり、明治24年に沼津駅での駅弁販売業を祖業とする歴史のある会社です。また、こうした立ち食い蕎麦店以外にも、三島駅でドトールコーヒーのフランチャイズなども展開しており、弁当回りに限らずそこそこ手広くやっている模様です。
ちなみに、他のメニューは以下のとおりとなっています。
本当は山芋や自然薯をつなぎとして練り込んだ「みくりやそば」が御殿場の特産品なので、本当はそれを食べたかったのですが、遅い時間に訪店したところあえなく終売となっており、食べれず仕舞いでした。そば麺が違うだけでなく、けんちん汁のように具材が多く入っていて美味しそうなので、次回はリベンジしたいと思います。
御殿場にお越しの際はぜひどうぞ。
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