気になる年末のIPO群。 | なちゅの市川綜合研究所

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最近はカタギの仕事が忙しいので、投資にかける時間をとれないのと、お金を少しでも増やそという情熱が殆どなくなってしまったので、「やる気なしスタンス」が基本なのですが、それでも大量に上場承認される年末のIPOはいつも楽しみにしていて、毎年1つか2つは必ず買うことにしています。そんなわけで、あまりまだ内容を見れていないのですが、ひとまずバリュエーション度外視で気になる銘柄のみリストアップしておきます。なお、私はIPOはプライマリーの申込はせず(ほぼ無リスクであるものの、申し込んで待たされた上に大方ハズレるという時間と手間の無駄感が個人的にあまり好きではないため)、セカンダリーで安くなってきたものを場で拾うことしかしませんので、所謂IPO投資とは異なる点はご留意ください。

 

■マクアケ(4479)

サイバーエージェント(CA)系のクラウドファンディング会社です。上場後も依然としてCAが多くの握る見通しであり、決算期末も同じ9月末となっており、継続的な支援が期待出来るかもしれません。想定CAP170億円で、オファリング45億円とそこそこ重いため、市場期待値より初値が伸びない?可能性もありそうです。
 

■フリー(4485)

スモールビジネス向けクラウドERPサービスを提供、クラウド会計ではマネーフォワードとと双璧(弥生会計クラウドが3位)です。世の中的にはこの冬最注目のIPOかと思われ、赤字企業ですが、オファリングサイズは驚愕の300億円オーバーであり、推定CAPは900億円となります。過大評価感が否めませんが、先進的な中小企業群の会計データを握っていて、リクルートやLINEが大株主であることを踏まえると、そちらの協業に発展性があるため、やはり一目置かれるだけのポテンシャルはあるように思います。ただ如何せんサイズが重いので、マザーズとしては大型ながらも、初値形成後は荒れた値動きを想定しています。

 

■J-TOWER(4485)

屋上アンテナ等のインフラシェアリング企業です。業務提携先のNTTが2割の持分を握っており、その他株主もJA三井リース、日本郵政キャピタル、INCJ、DBIキャピタルが並んでおり、下項のランサーズを凌駕するサラブレッドであり、社長もゴールドマン出身でイー・アクセスの元常務です。業績成長の確度的(スピードではない)な意味では、年末IPOの中でピカイチだと思いますが、いかんせんIPOスケジュール的に上場集中日に近く、フリー上場の翌日なので、案外値段が抑えられる可能性があります。なお、マザーズ上場にかかわらず海外売出分があり、その動向が注目されます。

 

■ランサーズ(4484)

クラウドワークスと並ぶ、クラウドソーシングの最大手であり、同業界の成長に合わせて当面は手堅い成長が期待出来ます。大株主にグロービス、KDDI、GMO、パーソル、新生銀行、グリーが並んでいて毛並みが良いのも特徴ですが、その一方でグロービス、GMO、グリーはVC口なので上値を抑える展開も。

 

■カクヤス(7686)

いわずと知れた酒類の卸小売り企業です。やまや同様に優待の新設を期待。

 

■ウィルズ(4482)

いわずと知れたプレミアム優待倶楽部提供企業。当然ながら優待に期待。

 

冒頭でも少し触れましたが、当方のIPOセカンダリー投資はオポチュニスティックなものであり、どんなにポテンシャルが高い企業でも高ければ買いませんし、どんなにポンコツ企業の上場ゴール案件でも安ければ買います。年末はIPOが乱立して資金が分散し、程よい会社が上場直後に限ってはミスプライスで売られていたりするので、そういうのを拾っておいて長く寝かせるのが好きです。

 

 

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