私はこの4月で転勤や異動はなかったものの、新年度から仕事がかなり忙しくなり、
株価も寄り前こそ見るものの、あとはお昼の合間にするかどうかくらいで、適時開示
情報を見ることはあっても、めんどくさいので持ち株の終値は確認しないで寝てしま
うこともよくあります。終値をいくら眺めたところで、ピコピコしないですしね(笑)
私も30代の半ばとなり「働き盛りのいま働かずに、一体何時働くのか」、という気概こ
そあれど、20代の頃のように終電まで働いたり、会社に泊まったりすることは体力的
にも精神的にも出来なくなっています。そんなことでもう若くないことを実感させられる
一方、幸いにも世の中では“働き方改革”なる長時間労働の抑制傾向などもあり、私
自身がどうこうというより、そういう風潮に助けられて日々過ごしているような感じです。
閑話休題。株の話に戻りますが、仕事が忙しいことのメリットはやはり日々の値動きに
無関心になれることだと思います。それなりに色々と調べて良いと思った株であれば、
よほど地合いが悪くなったり、その株の成長シナリオの前提条件が根底から崩れたり
しない限りは、時間さえかければ騰がっていることが多いのではないかと思います。
ところが、変に暇になってしまったりすると、必要以上に値動きばかり追ってしまって、
小手先で余計な売買をしがちです。これは何度も申し上げていますが、特に可処分
時間に制約のあるサラリーマン投資家の場合、投資の時間軸が短ければ短いほど、
短期筋のトレーダーと、不利な土俵で戦わなくてはならなくなることもまた事実です。
そのため、いっそ忙しく働いて、物理的に株価の値動きを確認する暇もないくらいの
状況に自身を追いやってしまうのも方法の一つとかと思います。別に仕事でなくとも、
持て余している時間は資格や語学の勉強をするとか、家族サービスに充てるとか、
「投資を投資として成功させるために、あえて投資と距離を置く」というような方法も
ややライフハック寄りのアプローチではありますが、ひとつのやり方かと思います。
そもそも投資先に自信があれば、本当は日々の値動きなど気にならないはずです。
株価が気になるのは自分の精査が甘くて、適当に買ってるのも理由のひとつかと
思います。勿論、打診買い目的で適当に買うこと自体を否定するものではありませ
んし、エラそうに言う私も適当に買うことはよくありますが、たとえその様な場合であ
っても、いざ株を買った後には買う前以上にきちんと精査をして、日々の値動きなど
は完全に無視出来るようにしておくのが、個人的には理想の投資だと思っています。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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