直近IPOの注目銘柄について。 | なちゅの市川綜合研究所

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3月権利取りを控えて、わざわざ直近IPO・・・という感じでもないのですが、2月・3月で

相当数の銘柄が上場していることもあり、(プライマリー当選の方には恐縮ですが、)

セカンダリー投資視点で見れば、いい感じで資金が散っているように感じています。

というわけで、当方がなんとなく注目している銘柄を挙げてみたいと思います。

 

①ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)

市場参加者にも知名度抜群で、SBIのファンドとマーキュリアのファンドのイグジット案件と

しても知られる同社ですが、初値は1,400円(公募価格1,050円)止まりで、現値も1,210円

で落ちてきたので、多少は値頃感が出てきます。社長は株主優待の導入も公言してい

ので、無配見込ながら優待狙いで一考(導入されてからでも間に合いそうですが・・・)。

 

②フロンティアインターナショナル(7050)

イベント・プロモーションなどの総合プロモーション業。マザーズ上場ながら、既に業歴は

30年弱もあり、売上高も100億円超え。同業のベクトルも大化けしましたし、比較的記憶に

新しいところではサニーサイドアップも大相場があったので連想も。本社が渋谷なので、

ネット界隈の旺盛なPR需要を取り込めそうですが、IPOの資金使途は「オフィスの拡張」

となっており、賃料うなぎのぼり中の渋谷界隈のオフィスビルで消えるものとみられます。

 

③日本国土開発(1887)

倒産の淵まで追い込まれつつも、アベノミクスの公共投資で華麗に復活して20年振りに

再上場した中堅ゼネコンです。上場前の自己資本比率は46%ながら、上場時のメガトン級

の自社株売りで、足許では更に良化しているものと思われ、過去のトラウマもあってなの

か無駄に盤石な財務体質に変貌しています。が、ここの投資論点は約4.5%にも及ぶ配当

利回りであり、特別配当を含むものの5月一括の27.5円配当は魅力的といえます。また、

持株会の持株割合も16.4%(上場前ベース)と図抜けている点も評価できます。

 

これら3銘柄のほか、エヌ・シー・エヌ(7057)あたりに注目しています。また、上場前ですが

リノベ賃貸業のgoodaysホールディングス(4437)、餃子居酒屋「ダンダダン酒場」運営

NATTY SWANKY(7674)あたりは初値の動向次第で検討していきたいと思います。

 

 

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