「なんか人減った」問題について思うこと。 | なちゅの市川綜合研究所

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昨年まではツイッターやブログなどの各種SNSを見れば、あふれるほどの有力銘柄

情報が流れてきたのに、年末にかけて大きめの調整があった以降は、情報発信をす

る人は更に減った感じがしています。また、発信を続ける人もどうでもいい情報(有力

銘柄情報やポートの配分状況、パフォーマンスといった他の投資家が知りたい即物的

な情報“以外”のもの)が相対的に増えた印象であり、アベノミクス以降に各種SNSを

頼りにして銘柄選定から市況の強弱感まで推し量ってきた個人投資家さんにとっては、

さしずめ手元の羅針盤が機能しなくなってきたような感じもあろうかと思います。

ただそれはそもそも勘違いで、そもそも効きの良い羅針盤など大して存在せず、各種

SNSに居るなんだか良さそうな投資家さんを勝手に参考にしていた結果、アベノミクス

による右肩上がり相場を背景に勝手に成果がついてきただけの話なのです。たしかに

これまでのような活況相場では貴方より儲けて実績があった方なのかもしれませんが、

単にレバが大きいだけだったり、数銘柄の中小型株に寄せてたまたま結果が出ていた

だけで、足元の相場ではこれまでのように上手く立ち回れず沈黙してしまっているかも

しれません。

だからここですべきこととしては、まだある程度の情報量を発信を続けている“生き残り”

の投資家さんを探して改めてフォローしていくのも一法でありますが、この調整はいい

機会なので、新しい羅針盤を探すのではなく、自分の頭で考えるクセをつけていった方

が良いかと思います。新しい羅針盤はやはりある程度の期間を取ってトラックを見てい

かないと真贋もわかりませんし、自分の投資に対する考え方とマッチするかどうかもわ

かりません。それよりは自分なりに色々と今後の相場を考えたり、調整の済んだ中小

型株の発掘をしたり、年末にやってしまった「底投げ」を反省したりして、人様ではなく

自分自身が本来的に持っている羅針盤を丁寧にブラッシュアップしていくことが肝要か

と思います。

 


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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に 

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