「個人投資家の物欲なさすぎ問題」の問題点。 | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

20代の頃には暴落を食らったあとで「失ったお金で何が買えたか」、的なことをよく考えて

後悔したものですが、30代になった現在ではそういう形の後悔をしなくなってしまいました。

元より物欲が乏しい方ですが、年末年始特有の小売店やEC等の“買い煽り”を受けても、

まるで購買意欲をそそられませんし、現時点で欲しいものも特にありません。資産規模の

拡大によって給料による入金効果は徐々に薄れてきている状況ですが、それでもモノを買

う金があるなら投資に回す、という気持ちが強いのも一因かと思います。

 

ひょっとしたら、このような私の考えに共感いただけた投資家さんもいらっしゃるかもしれま

せんが、おそらくこれは正解ではなく、やはり大きく儲かった時は一部をモノに変えておくべ

きだと思います(私はまったく出来ていません)。実際私がリーマンショックでほぼ無一文に

なった時は、儲かっているうちに適当な高級車か、換金時の流動性や資産の保持性が高い

ロレックスの一本や二本買っておくべきだったと後悔したのを今でもよく覚えています。

 

これは証券口座でのみお金を持っておくと、何かあると結局全部溶かしてしまうので、それ

を防ぐための措置であることは言うまでもありませんが、そんなことよりもリーマンショック

の前に荒稼ぎ出来たことの一つの証として、形に残しておけばよかったという話なのです。

そういう目に見えるモノがないと、全てを失った時に投資家としてのプライドが毀損したま

まとなり、何とかショックを食らって多くの財産を失っても再起しようと思わなくなるのです。

 

資産を失い、投資家としてのプライドもズタズタになった時は惨めなのものですが、手元に

光る高いロレックスでもあれば、自分が投資家であることの(自分への)証にもなりますし、

眺めるだけでも毎日少しは元気になるんじゃないかなと思います。

 

 

会社四季報 2019年1集新春号 [雑誌]

新品価格
¥2,200から

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。 

特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に 

基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。


このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村