PayPayの高率ポイント還元についての考え方。 | なちゅの市川綜合研究所

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軟調な相場を直視するのがつらいため、“インパルスバイイング”により現実逃避したいと

いう心理も背景にあるのか、今週はPayPay決済に精を出す投資家さんが多かったような

気がします(笑)。特に今は100億円分ポイントバックキャンペーンということもあり、ご承知

のとおり、決済額の20%がポイント還元されるほか、2.5%~10%のヒット率で決済額の100%

がポイント還元されるということで、これらの2要素を合算した期待値で置き換えると実際

は22.0%(2.5%/40回に1回100%還元の場合)~28.0%(10.0%/10回に1回100%還元の場合)と

なるため、表記の20%よりも更に高率のポイントが還元されています。なお、当方につきま

してはノンキャリア(非ソフトバンク)ですが、6ヵ月無料キャンペーン中のヤフープレミアム

会員に登録したので、ヒット率は5%であり、合算した還元期待値は24%となってます。

 

また、これはTwitter等SNSを見てお感じになっている方も多数いらっしゃると思いますが、

初期は100%還元となるヒット率が公表値よりも高く設定されている可能性もありそうです。

PayPayによる決済が初回や2回目にもかかわらず、ヤマダ電機やビックカメラでの高額購

入で100%還元をキメているケースが散見されましたし、実際に当方のヒット率も5%にすぎ

ませんが、3回目の決済で100%還元を引き当てました。勿論PayPay導入初期においては、

Twitter等のSNSで拡散されることがマーケティング的には重要であるため、初期を当たり

やすくしておいて、ある程度の期間を取った上で本来の設定値に確率収束させるように設

定している可能性もあるため、初期に100%還元をキメたからといって、自分だけはPayPay

との相性がいい!等と勘違いして、調子に乗って使い過ぎないように注意したいものです。

 

あと株的な観点で言えば、ビックカメラやヤマダ電機、ファミリーマートへの業績波及効果

が期待されることろですが、私があくまで顧客的な観点から期待しているのは、同業他社

によるPayPay対策です。私は本来、コンビニでいえばセブンイレブンのロイヤルユーザー

(何様)なわけですが、PayPay導入後は完全にファミマに浮気してしまっている状況のため、

セブンやローソンは実際のところ相応の日販減少影響を受けているものと推察されます。

そのため、例えばセブンなどはPayPayユーザー層と競合しやすい、自社アプリユーザー

などには限定クーポンなどを配信するなどしてタイムリーな対策を繰り出してくる可能性も

あり、当方としてはそういう“競争の副産物”にもこっそり期待しております(セコい)。

 

 

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