株式市場雑感(2018.4.19)。 | なちゅの市川綜合研究所

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新興市場のマインドが低調であることは先週末にも記したところではありますが、週明け

は金曜日の決算を嫌気して売り込まれる銘柄が多かったです。ロコンド(3558)を筆頭に

フィルカンパニー(3267)やTOKYO BASE(3451)、ヨシムラフード(2884)、Gunosy(6047)等

昨年にかけてひと相場あった銘柄が軒並みストップ安を付けました。上っ面の数字だけ

見るとそこまで悪くなさそうなものもありますが、信用残が重いこともあり、我先に逃げる

売りものが多く、下げに加速度がかかったような印象を受けます。

 

思い返してみれば、昨年末から今年の頭にかけて“中小型株神話”みたいな話をWebや

経済新聞、マネー雑誌、書籍至るところで目にしました。普段出てこない中小型株のFM

の露出が急に増え、Twitterなどでも「実力派中小型ファンドの銘柄から買えば儲かる!」

とか「機関投資家が買えない中小型株がねらい目!」とか、「大型株は情報量の違う機関

投資家が圧倒的有利なので、個人で買うやつは素人」といった類のつぶやきをよく見ま

した。確かに個人名は挙げませんが、2人くらいいる中小型株の有名FMの投資手法や

取り組み姿勢は私も素晴らしいと思いますし、“中小型株神話”信奉の方の言説も、全く

をもって仰る通りだと思いますが、そういう風潮がピークに達した時から新興株が脆くも

崩壊し出した点は見過ごせない点かと思います。要はそういうことなのです。

 

中小型株はいったん一昨日の後場から昨日にかけて戻りを試しにいっている状況で、

早くも一部では楽観ムードが出ています。ストレージ関連、みたいなかなりマニアックな

テーマ株にもしっかりとお金が集まっているので、見方によっては個人の買いエネルギー

がまだまだあるようにも見受けられますが、相場の難易度としてはアベノミクス数年間の

“very easy(★☆☆☆☆)”から、“normal(★★★☆☆)”に戻りつつあると思いますので、

「なんだこれ安い」、的なリバウンド狙いはよくよく考えてから実行すべきだと思います。

 

※本日のおまけ画像
今回は外食を載せておきます。サイゼリヤやドトールの調整も激しかったですが、それ

をはるかに上回る調整を余儀なくされたDDHDあたりはキツイですね。クリレスは決算

延期という悪材料がありましたが、こういう単元10万円くらいで値頃感があって、全国

で優待が使えるような株はじわじわ戻ります。逆にU&Cは基本的に在京店ばかりで、

初回の優待もかなり先なので、あんまり物色されていないですね。

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