先週は外国人投資家が現物・先物の合計で4,434億円を買い越したので、久方ぶりに
二週連続の買い越しとなりました。これで本格反転、と言うには時期尚早と言えますが、
4月は例年強い傾向もあるため、とりあえず一息ついたというところでしょうか。
ただ2月締めの小売系企業を中心に本決算が続々と開示されておりますが、内容的に
はパッとしないものが多く、中には良くないものが散見されます。元より足許の円高基調
の逃げ場としてこれらの内需系の出番が期待されていただけに、来月より本格化する外
需企業が多い3月締め企業の決算(およびガイダンス)が改めて心配されるところです。
また、個人投資家のマインドが引き続き低調であることはひしひしと感じており、ブログ
等のSNSでの情報発信量が明らかに細ってますし、更新や“つぶやき”も減って、投資
と関係のないテーマでの投稿が増えている気がします。優待族、とされる投資家さんは
優待の到着&消化を投稿なさるので、さほど更新の頻度は落ちていないものの、その
優待獲得の礎となる優待株の売買に関して語ることが以前より減っている印象です。
ということで、個人投資家に人気のある銘柄のクソ決算明けのリバウンド狙いは、去年
までの相場では有効に機能して(高値救助隊が必ず来て)いましたが、おそらく今の個人
投資家にそんな銘柄まで追いかける余力がなくなってきているので、捕まったまま当分
逃げられなく可能性を頭に入れておいた方が良いと思います。いくらガイダンスが保守
的だろうがなんだろうが、決算短信の1~2枚目の見た目が悪ければ、その時点で物色
の圏外となり、これまでより相当長い時間軸での我慢が強いられることが増えますので、
そういう展開になったとしても、精神的に耐えられるような銘柄選択が望まれます。
※本日のおしらせ
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※本日のおまけ画像
今回も特段の意図なく直近IPO銘柄群を載せております。4月上場組もまぁまぁ件数
があったので、全般的に銘柄間の強弱がついてきている感じです。たぶん今の値段
を保てない銘柄が多いと思いますので、落ちてきたら拾うようにしたいと思います。
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