ブログ投稿量に見る個人投資家のマインド悪化。 | なちゅの市川綜合研究所

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個人的に、今年は銘柄よりも「人」を見る年だと思っています。

 

かねてより指摘させていただいている“自分よりうまい人(orそうでもない人)”を

定点的に観測していくなかで、発信されている内容が楽観的なのか悲観的なの

ということも大事ですが、発信されているボリュームも重要事項かと思います。

 

具体的に言うと、昨年から今年の1月までは、毎日のように資産高値更新報告

(例文:「ちょっと失敗取引もあったけど、一応今日も資産はYHですテヘペロ」)、

をしていたようなブロガーさんも最近は更新頻度が毎日ではなく数日おきとか、

毎日目一杯の文字量で投稿していたブロガーさんの文字量が明らかに減って

きたリとか、これらの投稿記事につけられる「イイね!」の量も減ってきている

がしますので、個人投資家のマインドが悪化しているシグナルだと思います。

 

こういったシグナルが多くなると、個人投資家中心の新興株などは動きが重く

なりがちですし、調整したわりに殆ど反発しないといったことも増えてきます。

特に足許の相場はNY市場が高く帰ってきても、その上げ分を寄付か前場で

食い潰して、後場には追証売りも絡めて値を消してマイナス転換・・・といった

個人投資家のマインドを潰しにかかる相場展開も増えてきたので、こういった

(ブロガーさん達の)傾向はさらに顕著になっていく可能性もあります。

 

なお、これはブログに限った話ではなく、かつてどこかの機関投資家の方が、

似たような話をしており、その方は「Yahoo!FINANCEの投稿量のボリュームを

見て、個人投資家のマインドを測っている。(買い煽りや売り煽りの)内容自体

は一切読まない」みたいなことを仰っていて、なるほどなぁと思ったのですが、

とにかく投稿量それ自体のみでもわかる部分は少なくないように思います。

 

まぁ人間心理を考えてみれば、儲かっている時は自慢したいし、損している時

はPFすら見たくないものですから、ブログの更新など止めてしまいたくなるの

は当然の心理かもしれません(パフォーマンスを公開している場合等は特に)。

 

 

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