誰もが「大魔導士」を目指す必要はない。 | なちゅの市川綜合研究所

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私は常々、投資家の資産額というのは、RPGゲームでいうところの最大MPや

魔力、使える魔法のバリュエーションみたいなものだと捉えています。人生に

おいてこの最大MPや魔力等が高ければ(≒カネが沢山あれば)、やりたくない

ことをやらずに済みますし、物事を思うように進められることは多いと思います。

 

ただ私個人としては、誰もが大魔導士(資産2~3億円超の投資家と想定する)を

目指すことは必要はないと思ってます。一番の弊害は大魔導士を目指す過程

で、どうしても相応の年月・労力を取られてしまうことであり、25歳で投資を始め、

もの凄く運がよくて20年で大魔導士になったとしても、既に45歳になっています。

 

で、ここがポイントなのですが、最大MPや魔力、使える魔法の種類は増えても、

RPGとは違って、多くの場合最大HPの値が30~40歳で減少に転じることです。

なお、私の年齢もこのレンジ内ですが、最大HPは既にピークを越えた感覚です。

 

つまり、最大HPは体力や気力、最大MPは資産額(カネ)という単純な構図となる

わけですが、相応の年月・労力と引換に憧れの大魔導士になったとしても、残念

ながら既に自身の若い頃の最大HPは失われています。要はダンジョンを最後

まで潜るのに十分な最大HPは既になく、満を持してダンジョンを潜り始めても、

モンスターに2、3発食らっただけで死ぬことのないよう、非効率な回復魔法

続使用を強いられ続けられる可能性すらあり、そうなるともはや本末転倒です。

 

そのため私の意見としては、誰もが大魔導士を目指す必要はないと思いますし、

最大MPや使える魔法がそこそこになったら、大魔導士など目指さず、ダンジョン

にどんどん潜って、人生というシナリオを進めていった方が良いかと思ってます。

特に専業魔導士を本気で目指すとかならともかく(それが目的なら否定しません)、

兼業の場合は戦士(サラリーマン)としての仕事も別にあるのですから、「それなり

に最大MPが高い魔法戦士」くらいにジョブチェンジ出来れば、人生というシナリオ

は人様よりかなり進めやすくなっている筈なので、そんなもので十分かと思います。

 

今回のエントリは、最近とてもインスタントな感覚で大魔導士に憧れる投資家さん

を多くお見受けするので、個人的な考えを率直に書いてみました。RPGをされない

とっては、全く意味不明な文章になってしまい恐縮ですが、ご容赦願います。

 

 

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