新年明けましておめでとうございます。
昨年は地合自体がとても良好だったこともあり、年末にかけて更新された
ブログやTwitterを見ると、目を見張るようなパフォーマンスをあげていらっ
しゃる方が多い印象です(俗に言う“パフォーマンステロ”)。またその一方、
私が考えるに十分なパフォーマンスを上げている方でも、そういったテロの
影響を受けたのか、必要以上に自信を無くしたり、妙な形で刺激を受けて
『もっともっと頑張らないと!』などと、地合を考慮すれば追い風参考記録
であるはずの昨年(2017年)のパフォーマンスを上回る新年の目標を掲げ、
かなりイレ込んでいらっしゃる投資家さんも少なくないような気がします。
昨今のこのパフォーマンスに関する競争傾向は、昨年初めて自家用車を
購入したペーパードライバーの私に言わせると、高速道路の追い越し合戦
のようなものに見えます。必要な時間さえかければ同じ目的地に着くのに、
キャリアの浅いドライバーが車線変更のリスクを何度も負って、追越車線を
多用して、他の車を追い抜いて、到着予想時刻をいくらか前倒しすることに
一体どこまでの意味があるのでしょうか。無理して事故ったら失うものの方
が遥かに大きいので、その辺の損得勘定は再考した方がよいと思います。
また、車ついでに私の投資への取り組み方を絡めて述べると、私は投資の
世界でパフォーマンスを追求する“F1レーサー”になりたいわけではありま
せんし(※実力的にもなれません)、そもそも片手間の兼業投資家ですので
アマチュアもいいところです。それでもベテランの“個人タクシー運転手”の
ようなポジションには憧れており、“F1レーサー”のような名声や収入はなく
とも、あらゆる道路事情や裏道を知り尽くし、渋滞や事故、悪天候等の与件
に限らず、その場その場で判断を下して、スピードに依存せずとも所要時間
をブラすことなく、目的地へ送達させるスキルには強い憧れを持っています。
・・・ということで、賢明な弊ブログ読者の皆様は上述の比喩で私が何を申し
上げたいかはなんとなくご理解いただけたかと思いますので、わざわざ投資
に於ける心構えに変換して、つらつら書き直したりはしません。ただ、最近は
個人投資家の絶対的優位性である時間軸を放棄して、短期(※1年間も短期)
のパフォーマンス向上ばかりに熱を上げる向きがあまりに多いため、思って
いることを勝手に述べさせていただいた次第であります。
前置きが長くなりました。最後に今年の取組方針ですが、今年も「負けない」
ことだけを念頭に置き、投資に取り組んで参りたいと思います。具体的には、
必要以上に噴いた新興株は順繰りに処分していき、日本郵政とかドコモとか
積水ハウスみたいな高配当株(※私はどれも持ってません。ただの例えです)
に移して、あとは昼寝しているような感じがいいなぁ・・・と思っています。
おめでたい新年早々から辛口テイストになってしまい、失礼いたしました。
本年も弊ブログのご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
ご参考銘柄
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GCA(2174) 1,129円
DIC(4631) 4,260円
SLD(3223) 1,869円
ドリームインキュベータ(4310) 2,345円
西本Wismettacホールディングス(9,260) 4,605円
※前年の参考銘柄(結果)
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ビーロット(3452) 1,385円→5,120円
イー・ギャランティ(8771) 2,478円→3,555円
ドリームインキュベータ(4310) 2,019円→2,345円
日本航空(9201) 3,415円→4,401円
セック(3741) 1,410円→2,661円
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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