(タイトルはただの比喩です)
四季報発売シーズンいうこともあり、普段より数多くの銘柄を調べて、良さそうな
銘柄を発掘すると、ついその場で“ドカッと”買ってしまいたくなるのが人情かと
思います。特にボーナスシーズンということもあり、兼業投資家さんは購入原資
もあることから、ついつい気持ちが大きくなってしまう部分もあろうかと思います。
勿論、せっかく頑張って四季報を読んで銘柄を発掘したのですから、その心情
は理解出来ますが、やはりまず単元とか数単元とか買って、少なくとも半年~
1年は様子を見るのが良いと考えています。予算の立て方や決算の落着精度、
業績修正や増配のタイミング・・など会社にはそれぞれ“性格”がありますので、
せめて一度は株主通信を貰って読んで、会社側のアナウンスがどれだけ信用
出来るのかどうかをじっくり見極めた方がベターといえます。
特に業績未達をアナリストから詰められることもないような中小型株等ではよく
散見されますが、1年通して決算マテリアルを見ると、(業績不振で)都合の悪い
ページがしれっと削除されていたり、中長期定量計画も大した説明もないままに
雑にローリングされていたりするので、やはりその辺に会社の“性格”が出ます。
勿論、そうやって“性格”をじっくり見極めているうちに、仕込み玉が薄い状態で
騰がってしまい、悔しい思いをすることは何度もありますが、私としてはハズレを
引かないことを重要視しているので、そういう投資方針を採っています。
ここで本日のタイトルに戻りますが、一般的に手も握ってなければ、キスすらして
ないような相手と、いきなり婚約したり、結婚したりはしないでしょう・・・というのと
同じ理屈です。確率上いきなり結婚してもたまたま上手くいく可能性はありますが、
性格もよくわからないうちに判断していますので、それは“単なるまぐれ”にほか
なりません。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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