高値圏の相場では、利食いもよく考えたい。 | なちゅの市川綜合研究所

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相場環境がよい状況が続いていますが、思うように儲かっている投資家さ

んも、そうでもない(?)投資家さんもいらっしゃるかと思います。この水準ま

で上がってくると、儲かってない方は新規で買おうにも少し怖くなってくると

思いますし、逆に儲かってる方は利食いしたくなっても、乗り換え先となる

銘柄もまた軒並み高くなっているので、なにかと身動きがとりずらいところ

だと思います。日経平均の連騰も止まって、やっと新興にお金が回ってく

るのが期待されるところですが、東証一部の大型株を買い上げた主体は、

別に大型株を利食いして新興市場に振り向ける・・・・という投資主体でも

なさそうですので、ひと休みした後は、また日経平均ばかりが騰がるよう

な相場展開も十分にありえるかと思います。
 

前置きが長くなりました。このような手掛けずらい高値圏の相場では、自信

がなければわざわざ手出しせずに、保有している銘柄の利益をどこまで伸

ばすのか(伸ばせるのか)をきちんと考えておいた方がよいかと思います。

再三申し上げていることですが、新規銘柄や乗換先の銘柄を調べる前に、

まずは自分の銘柄の業績や成長性、同業他社と比べた中で、どのレベル

まで評価されているのかを、ある程度認識しておくことが肝要だと思います。

 

こういった高値圏では、毎日高値を更新し続ける自分の銘柄の「株価」の方

に惚れるようにシフトしていきますので、「毎日高値を取っているからきっと

良い株だ(俺の目に狂いはなかった!)」とか、「もう少しで買値からn倍達

成!nバガ-ゲット!!」といった具合に、貴方以外の全市場参加者から

すれば実にどうでもいい貴方の過去の買値ベースでのバリュエーションを

根拠に早売りしてしまったりするようになるので、特に注意が必要です。

 

ここは誤解しないでいただきたいポイントですが、私はこの相場に対してあ

る程度強気なイメージを持っていますが、当然どうなるかはわかりません。

ただ現在のように高値圏でも買う“お上”がいて、どうしても先高感がある

ような相場では、一度置いていかれてしまうと追いつくのが難しくなるので

深く考えないで雑に売ってしまうと、後の心理的なショックがもの凄いです。

せめてよくよく考えてからにした方が後悔も少ないですよ、という話でした。

(心理的なショックはさらに雑なヤケクソ売買をもたらす火種にもなります)

 

 

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