箱根は交通代替性・流動性に優れた近郊リゾート地。 | なちゅの市川綜合研究所

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週末は箱根に行っておりました。本当は土曜日も日経IRフェアに行きたい

気持ちはあったのですが、たまには家族サービス優先ということで。

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私は都心から1時間位で行けるリゾート地では軽井沢と箱根と伊豆(熱海)

が好きです。このように書くと西武ホールディングスの回し者みたいですが

やはり西武やプリンスホテルというのは、今更ながら観光というものをよく

分かっているグループだと思います。都心からのアクセスがよく、それでい

て適当に非日常感があるリゾート地の数は限られていますので、自社の

沿線でもないくせに、都合よくホテルを出したり、バスを引いたりというのは

中々出来る芸当ではありません。これが川越や秩父なら別に普通の話で

何ともと思わないのですが、そういうポテンシャルが相対的に劣る沿線の

観光資源を後回しにして、他所で陣取合戦を出来るのがすごいなぁと。
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いつの間にか西武の話になってしました。

 

箱根の魅力は先述の時間距離以外にも、小田急を使ってアクセスしなくて

とも、小田原までであれば、東海道線(グリーン車)や新幹線を使って都心

までアクセス出来るので、行き帰りの交通代替性が非常に高いことも挙げ

られます。軽井沢も便利なのですが、車を除き、基本的に新幹線以外での

アプローチが難しく、軽井沢に停車する新幹線の数にも限りがあるので、

オンシーズンは新幹線を行き帰り共に事前予約しないと、座って帰ってくる
ことも困難ですが、箱根の場合はそのような心配はありません。帰りの時間

を決めなくても、とりあえず小田原まで出れば何とかなります。


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あとは小田急限定ですが、ロマンスカーの特急運賃の安さでしょうか。

 

比較的新しい車両のVSEや、メトロ乗り入れのMSE(青いロマンスカー)は、

お金のかかっている綺麗なリゾート車両なのに、新宿から箱根湯本までの

特急運賃が890円しかしないことです。この料金設定は破格だと思います。

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結局“地の利”について語るだけで、観光スポットのことには何も触れてい

ませんが、美術館だらけで芸術食傷気味になりそうな箱根界隈も、子連れ

でも楽しめるように色々工夫されていたりもしますので、非常に潰しが効く

国民的観光地としてこれからもその地位は盤石だと思います。もはや怖い

ものは噴火だけだと思います(不謹慎)。

 

 

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