株主優待品に手を出す「その前」に。 | なちゅの市川綜合研究所

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この時期は2月に確定した優待品の到着がひととおり終了し、優待族に
とっての「前哨戦」を終え、足許の6月はいよいよ3月に確定した優待品の
到着ラッシュに備えることとなります。

これまであまり述べたことは無かった気もするのですが、私は優待品に
手をつけるときのルールがあり、基本的に到着した優待に関する銘柄の
レビューを書いた後か、最低でも株主通信を読み終えた後でしか優待品
を消化しません。封筒から優待券やクオカードだけ取り出して、後はごみ
箱にポイするなどもってのほかです(※株主通信も最低3年は保管します)

私は基本的にこういう地味なことの積み重ねで、ポートフォリオが優待株
ばかりでもいくらか資産を築くことが出来ましたし、たまに大化けする様な
優待株でも途中で早降りせずに、それなりの利幅が確保できています。

どうしても優待族たるもの、裸現物で買った銘柄が権利落ちから1ヶ月も
経たずに権利前の値段を超えてくるような場合、「優待、インカムゲイン、
キャピタルゲイン、トリプルゲットだ~!」と、つい喜んで売ってしまったり
しがちでありますが、権利落ち1ヶ月も経たずに埋めるような優待銘柄

は確りとした業績がついてきていたりするケースなどがほとんどです。

そしてそういう銘柄に限って、翌年の権利確定の際に株価が倍になって
いたりしますので、裸現物はもちろん、クロスするにしても資金の手当が
大変ですし、何より1年前に薄利で手放した自分にも自己嫌悪することと
なります。私自身もそういう苦い経験をずいぶんした覚えがありますが、
既述のルールを守るようになってから、その手の悲劇は随分減りました。
 

こういう些細な習慣ひとつでも、残せる利益は違ってくるかと思います。

 

 

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