5月14日、となっていますが開示日は5月12日(金曜日)引け後の分です。
また時間があれば続きも書きたいと思います。
①乾汽船(9308) 本決算 減配(配当方針変更) ×
売上高は前期比13.4%減の178億円、経常利益は赤字縮小の▲23億円となり、
何度かの期中修正経るも、期初予想水準で着地しました。海運事業は主力の
バラ詰み船供給過多で今期も低調だったものの、不動産賃貸の稼働率改善
により多少赤字を埋めました。進行期の売上高は19%増の212億円、経常利
益は黒転7.1億円の見込。安定の18円配から配当性向30%(最低6円)で減配。
②よみうりランド(9671) 本決算 中計修正 △
売上高は前期比12.1%増の210億円、営業利益は同6.2%増の21.0億円となり、
期初予想を上回りました。遊園地の「グッジョバ!」導入による入園料の値上げ
が寄与したほか、川崎・船橋競馬も好調に推移しました。進行期の売上高は
4.3%減の201億円、営業利益は35.9%減の13.5億円と謎の減益予想。JBC開催
剥落と物件売却による賃貸収入減など理由も、保守的か。中計は増額修正。
③ユアサ・フナショク(8006) 本決算 △
売上高は前期比微増の1051億円、経常利益は0.8%増の20.4億円となり、期初
予想を下回りました。食料品卸の好調を、酒類の苦戦と小麦粉の価格下落で
打ち消した格好、ホテルは茅場町の休業あるもまずまず。進行期の売上高は
4.6%増の1100億円、経常利益は12.7%増の23億円と反発を予想、ホテル復元も
本業の物流コスト増を警戒してか、またも増配見送りで10円配当を継続見込。
④ライドオン・エクスプレス(6082) 本決算 中計 ×
売上高は前期比3.7%増の179億円、経常利益は同6.4%減の11億円となり期初
予想を下回りました。メインの宅配事業で、拠点数を増やさずに廉価業態の
「すし上等!」を同居させ効率化するも、宅配代行業の先行投資が重い状況。
進行期の売上高は微増の184億円、経常利益は8.8%減の10億円と続落予想、
システム・人件費・WEBなどの投資が続く見込みで、向こう2年間は雌伏期。
⑤ケイアイスター不動産(3465) 本決算(※前期は非連結) 増配 〇
売上高は前期比32.2%増の512億円、経常利益は同63.3%増の39.6億円となり、
期中の増額修正値を上回って着地しました。首都圏への本格南下による拡販
と高回転販売が奏功。進行期の売上高は30%増の669億円、経常利益は25.9%
増の50.3億円と高い成長モメンタムが継続。配当30%で増配(64→70円)。
⑥WDI(3068) 本決算 △
売上高は前期比1.7%減の271億円、経常利益は同2.7%増の14.5億円となり、
期初予想比では減収増益となりました。熟成肉堅調もカプリなどはやや厳しく、
期末店舗数も横ばいで終わりました。進行期の売上高は10.5%増の300億円、
経常利益は2.8%増の15億円を予想、非支配株主持分控除で最終益低水準。
低調に終わった海外も、合弁・FCによる積極出店で拡大の方針。
⑦綿半ホールディングス(3199) 本決算 △
売上高は前期比4.5%増の927億円、経常利益は同16.2%増の19.4億円となり、
期初予想比では減収増益となりました。上期は主力のSC事業が特売廃止や
自社競合で低調に推移したものの、下期のEDLP施策が浸透したことにより、
持ち直しました。進行期の売上高は9.2%増の1013億円、経常利益は5.8%増
の21億円を予想。新規出店なく、労務対策テコ入れ期か。上積みはMA次第。
⑧ディア・ライフ(3542) 中間決算 △
売上高は前年同期比8.3%増の50.5億円、経常利益は同微増の6.4億円となり、
中間会社予想非開示のため比較はできないものの、概ね想定線で推移して
いる模様です。主力の分譲事業における下期の引渡し案件の契約が順調に
進んでいるほか、不動産関連人材派遣やトランクルームを中心としたBPOの
引合も好調推移。新株予約権の順調行使による資金調達が待たれる状況。
⑨ウチヤマホールディングス(6059) 本決算 △
売上高は前期比5.9%増の259億円、経常利益は同3.1倍となる10億円となり、
概ね期初予想線で着地しました。主力の介護事業は7ヶ所開設・稼働率向上
によりセグメント収益は飛躍的に改善するも、飲食・カラオケが熊本地震の
影響もあり収益を押し下げました。リースバック取引なく、店舗の減損9億円
で純益ゼロ圏。進行期は売上高・経常利益ともに5%超の増収増益を予想。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。
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