5月13日、となっていますが開示日は5月12日(金曜日)場中の分です。
なお、所謂「決算プレイ」の結果としての答え合わせを目的としておらず、
しかも既に場中開示された分ですので、鮮度のよくない自分用のメモです。
また時間があれば続きも書きたいと思います。
①オカダアイヨン(6294) 本決算 増配 中計 〇
売上高は前期比8.9%増の131億円、経常利益は51.4%増の10.9億円となり、
想定より上で着地しました。主力の圧砕機が朝霞新工場の稼働による増産で
伸びたほか、環境関連機器もバイオマス発電向けが伸長しました。進行期も
五輪需要控え、利益は連続で2桁増の見通し。配当も23→24円へ連続増配。
3年新中計は売上CAGR7%、経常利益CAGR11%、海外比率16→22.5%へ。
②三井松島産業(1518) 本決算 〇
売上高は前期比9.4%減の530億円、経常利益は同30.5%減の9.5億円となり
減収減益となったものの、期初予想を大きく上回りました。石炭価格の下落
と数量減少効くも、想定超で推移したほか、買収続く生活事業セグでの原料
下落が奏功しました。進行期は石炭価格上昇・数量増で売上高3割増・経常益
2.6倍の大増益を予想、配当未定ではなく期初から40円予想開示でやや強気。
③日本製紙(3863) 本決算 〇
売上高は前期比1.6%減の9924億円、経常利益は57.6%増の269億円となり、
期初予想を下回りました。洋紙の軟調と、原料古紙価格の上昇の影響を受け、
経常外では北米撤退により特損等があり、大和ハウスへの土地売却では埋め
切れず最終益も低調でした。進行期は4月~の値上げで、売上1兆円台復帰と
経常利益1割増でコンセンサスの上か。配当は60円据置で、80円復元まだ先。
④昭文社(9475) 本決算 ××
売上高は前期比20.9%減の103億円、経常利益は赤字に転落し▲22.0億円と
なりました。カーナビへの電子データ卸が無料スマホアプリの普及等による
市場浸食で落ち込んだほか、大型案件の失注が響きました。進行期は反転
増見込むも、今後も構造的に苦しくなることが想定されるため、インバウンド
向けや「ことりっぷ」での巻き返しは非常に困難。資本準備金取崩で配当。
⑤日本エスリード(8877) 本決算 〇
売上高は前期比5.8%増の393億円、経常利益は同52.3%増の50億円となり
期中での増額予想を上回って着地しました。引き渡しが順調に推移し、完成
在庫ゼロが継続したほか、短期販売による販促費の抑制にも成功しました。
進行期の売上高は22.1%増、経常利益は28.6%増と大きく続伸する見通も、
25円配据置で財務は更に良化、筆頭株主の森トラの慎重姿勢が目立ちます。
⑥デジタルガレージ(4819) 変則本決算 実質減配 中計 ×
売上高は期初予想比2.8%減の62億円、税前利益は同17.9%減の10.3億円と
9ヶ月累計で予算未達となりました。ITセグでポート見直しによる売却見送り
と減損が大きく、IIF売却益では補えませんでした。進行期はMI・FIが牽引
で売上高上伸するも、利益率低下で利益復元せず。20→24円は実質減配。
3年中計ではMIとITのみCAGR15%を公表、ROEと配当性向は各20%設定。
⑦マーキュリアインベストメント(7190) 1Q ◎
昨年の上場銘柄のため同期比はないものの、売上高は21.2億円、経常利益
は13.0億円となり、本決算に遅れて発表した通期の利益計画に対して89%
の高進捗をマークしました。一部のファンドクローズによる成功報酬の計上の
一時要因のため、下期は不透明も、一旦今期の数字は3ヶ月で固めた格好。
⑧プロスペクト(3258) 本決算 〇
売上高は前期比15.4%減の141億円、経常利益は89.0%増の5.1億円となり、
期初予想を開示していないので比較はないものの、マンション・住宅分譲の
減少を、ハワイの共同出資案件の回収や外貨建て資産差益で取り返す格好。
営業外だが当社は実質投資業なので許容か。進行期予想非開示も、ハワイ
のコンド配当収入と太陽光順調で、期初時点より3円配当予想があり高評価。
⑨インターワークス(6032) 本決算 増配 △
売上高は前期比5.3%増の40.0億円、経常利益は同14%増の8.8億円となり、
減額修正後の予算を更に下回りました。MS事業・紹介事業は概ね想定通り
に推移したものの、採用活動短縮化影響で支援事業が予算未達となりました。
進行期の売上高は15%増、経常利益は7.7%増予想で中計比で物足りぬ数字。
26.5→30円に増配、雨宮氏からメイテック西本氏が新社長就任で鞍上強化。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。
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