リスクオン相場でも、勝ちを急がない。 | なちゅの市川綜合研究所

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北朝鮮情勢が落ち着きを見せ、フランス大統領選も無事に通過したことで、
4月の調整が嘘のように世界的にリスクオンムードになっています。特に
日本株においては外国人が4月4週に現物・先物合わせて8500億円も買い
越しており、目先の先高観が強まっている状況です。

こういう相場つきですので、日経平均等の指数の上げに自身のPFがついて
いけないのはまぁいつものこととしても、周りの個人投資家さんが毎日の
ように年初来の資産額を更新しているのを見て焦ったりしてはいけません。
そもそも新興株はこういう相場では劣後しやすいですし、4月の調整もきつ
かったので、新興株を物色する層の買い余力はまだ十分に回復しておらず、
外国人が中心に買う大型株とはコントラストが出て当然だと思います。

だから、こういう「勝ってはいるものの、勝ち幅が十分に取れない相場」
こそ焦ってはならず、株価位置が妙に高くなってきたところで、変に攻め
出したりしない方が良いと思います。つい忘れがちなことではありますが、
今月は「5月」であり、スケジュール的に売っておきたい向きが少なからず
いるのもまた事実ですので、月末になって思い出したように纏まった売り
が出てくる可能性もありますので、落ち着いて取り組みたいところです。

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