「日経平均高配当株50指数」ETFについて。 | なちゅの市川綜合研究所

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私は個別株派なので、ETFを買うことはまずないのですが、日経が1月10日から
算出を開始した「日経平均高配当株50指数」に連動するETFはなかなか良いと
思います。従来からも似た様な高配当ETFはあったのですが、予想配当利回り
に流動性などを加味したスマートベータ型の新商品となっており、利回りの高
い銘柄にウエイト加重されるので、従来型商品より高利回りが期待出来ます。

具体的なETF名は「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」
(1489)であり、野村アセットが運用しています。日本株インデックス型はかなり
信託報酬が安くなっている中で、年0.3024%の報酬を取られますが、高配当株
を洗い直してリバランスしてくれる機能を考慮すれば、許容可能かと思います。

なお組み入れ上位銘柄には、りそなHD・キヤノン・日産自・住友商事・・・といった
イメージ通りの高配当株が並んでいます。もちろんこの辺の株をバラで買っても
いいのですが、総合商社株は利益連動配当であり、もろに配当額が変わるので、
活況期の高配当を享受しつつ、低迷期のヘッジが出来るのは良い仕組みです。

弊ブログ読者の方であれば、「ダウの犬」という投資戦略は既にご存じのことと
思いますが、日本株で同じ戦略を採るのであれば、あまり難しいことを考えずに
このETFを買っておけば、それでいいような気がします。


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