3月優待に備えて余力を作りたい!・・・でもその前に。 | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

優待族のお祭りである3月末は魅力的な優待が多く、現物で買うにも、クロス
するにもどれだけ買付余力があっても足りない・・という投資家さんは少なくな
いかと思いますが、私がどのように対策しているかをご紹介します。

ご承知のとおり、私の優待株に対する取り組み方は"ロングオンリー"の裸現物
のみですので、3月に入ってから買い足すことは多少あっても、基本的には以前
から持っている銘柄をそのまま権利通過させて、配当と優待と権利落ちの下落
を全て抱え込む、という思考停止型の丼勘定スタイルをとっています。つまり、
年一回の優待銘柄でも基本は年中ずっと持っているので、優待を確保するとい
う目的においては資金効率は悪く、3末はいつも買付余力がタイトになります。

そのため、どうしても欲しい優待がある場合には、手持ちの優待銘柄を換金売り
せざるを得ないのですが、こういう時のために普段から細かい優待株でもバリュ
エーション(銘柄レビューの際に時価を基準に再評価)しており、実は手放して
も良い順番にポートフォリオを下からソートしてあります。そのため、優待新設
や拡充などで、どうしても欲しい優待株が出てきた場合でも、何ら迷うことなく
他の優待株を換金して、買付余力を作れるような仕組みにしているのです。

3月末は魅力的な優待が多く、余力が足りないから・という理由で、つい安易に
金額合わせ目的で細かい優待株を売ってしまいがちですが、そういう優待株の中
にもキラリと光る銘柄はあり、「500円クオカの数万円銘柄なんていらねー」
とタカをくくって、余力のために気軽に換金してしまうと、さくらインターネットや
ヤマシンフィルタのような数倍株もみすみす取り逃してしまうことになるので、
何となく持っている優待株も定期的にバリュエーションし直すとよいと思います。

雑に換金した優待株がその後何倍にもなっているのを見るのは、精神的にも金銭
的にもダメージが大きいですから、後悔しない余力創出を心がけたいものです。

会社四季報 2017年 1集新春号 [雑誌]

新品価格
¥2,060から
(2016/12/17 07:44時点)

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
 特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に 
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。

このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村