節約はほどほどにして、少しずつお金を使うことを考えた方が良いと思います。
こんなことを言うと「たった1,000万円しか貯まってないのに、節約することを
やめたら、億り人への道が遠くなる。せめて1億円貯まってから節約をやめる」
等と怒られてしまいそうですが、そういう方は1億円貯まっても、今度は2億円
とか言い出して、永遠に無駄遣いせずに節約し続ける確率が高いと思います。
誤解のないように言いますと、節約するなという訳ではありません。どちらか
というと私も節約志向はかなり強い方ですが、それでも最近はお金を使うこと
を意識するようになりました。理由は幾つかあるのですが、今後は家族のため
に使う時間が増加し、可処分時間の一層の低下が予想されることや、それ以上
に自身の気力や体力の衰えが怖くなるようになりました。
特に恐ろしいのは気力の衰えです。年を取るとお金はあっても何もする気が起
きない方が相当数いるようで、"アクティブシニア"という言葉はメディア側の
世界の言葉のようです。勿論、いきなりシニア層で語るのは飛躍がありますが、
それでも節約大好き35歳が5年後40歳になり、10年後45歳になり、仮に50歳
まで節約を続けて、無事「億り人」になったとして一体どうするのでしょうか?
(ヘタすると、60歳で2億円を目指す!という可能性も十分にあります。)
そこで晴れて節約を卒業して、海外周遊旅行などの贅沢をし始めるのかもしれ
ませんが、そんな気力や体力が残っている保証などはどこにもありませんし、
自分や家族が病気・介護等の状況下に置かれた場合、心理的に時間もお金も
自由に使いずらくなります。そういうこともあるので、30代で1,000万円の
運用額を築けたのであれば、使うことに目を向けた方がいいという考えです。
※以降、第2回(明日)に続きます。
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