ポートフォリオの見直しには良いタイミング。 | なちゅの市川綜合研究所

なちゅの市川綜合研究所

「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

年末にかけ、為替の円安を背景に一部市場が必要以上(!?)に堅調だった
ため、日柄調整も兼ねて新興市場への資金流入が望まれる状況でしたが
ややボリューム感に欠けるものの、注文通りに流れてきたように思います。

このように相場自体がわりと素直に動いていることや、米国のハネムーン
相場、日銀による継続的な下支えもプットオプションとして効いていること
から、私自身は日本株にはさほど悲観的な見方をしていません。

特に新興市場は堅調ながらも過熱感もさほどないことから、2月・3月権利
確定を視野に入れた底堅い相場展開が期待出来ると思います。円安によ
る増額修正は新興市場銘柄ではさほど期待できませんが、堅調な業績を
背景とした増配・自社株買い(株主優待)といった株主還元施策に関しては
3Q決算が出てくるタイミングで開示されるケースも多いので、利益の乗った
手持ちの新興銘柄を丁寧に利食って、積極還元銘柄に少しずつシフトして
いくようにすれば、リターンも安定するように思います。

また、そのような積極還元銘柄にシフトせずとも、新興市場全体が何となく
底堅い時期というのは、"板"と"出来高"があるので、ポートフォリオを組み
替える絶好のチャンスとなります。こういう何となく上手くいっている相場こそ
落ち着いて自分のポートフォリオを見直すには良いタイミングだと思います。


会社四季報 2017年 1集新春号 [雑誌]

新品価格
¥2,060から
(2016/12/17 07:44時点)

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
 特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に 
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。

このエントリーをはてなブックマークに追加にほんブログ村