新年相場についての雑感。 | なちゅの市川綜合研究所

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私は4日からカタギの仕事始めでしたので、連日の新年会やら何やらで
早くも毎日が二日酔いモードになっておりますが、大発会から2日経って、
新年の相場にも色が付いてきた感じがしますので、少々コメントします。

大発会の日は、東京市場休場期間中の為替とNY市場の織り込みにより
東証一部市場が大幅高したのは当然理解できるのですが、昨日のように
一部市場に利食い売りが出ても、しっかりと新興市場にお金が流れてきた

のは非常に良い傾向だと思っています。

アノマリー的には「年末年始は新興市場銘柄が強い」と言われていますが、
ここ数年は一部市場と比べた相対的な強さこそあるものの、言うほど強く
なかったので、久々に新興市場本来の強さが出る兆候があると思います。

特に昨年末の直近IPOが物色し直されている点に、個人のセンチメント
の改善が感じられ、昨日であればリネットジャパンやグレイステクノロジー、
スタジオアタオが強かったですし、やや鮮度は落ちるもののバーチャレクス
なども息を吹き返してきたのも印象的でした。IPOの新規承認は1/27、の
シャノンで切れているので、直近で初値2倍以上を付けたTBCSCやエイト
レッドあたりが、初値近辺での値固め後に新値を取るようであれば、それ
なりに信頼度の高い新興市場上昇のシグナルとなりそうです。

そして何よりの支援材料なのは、一部市場がピッチの早い上昇をしている
ため、為替やNY市場どうこうではなく、過熱感を冷ますための日柄調整が
望まれる局面に入っているということです。事実、一部市場は円安による
増額修正を相当程度織り込んでしまっているため、上値を追うのには多少
勇気が要るため、本格的に新興に資金が流れる機運が高まっています。

おそらく来週がその流れを見極める一週間になってくると思われますので、
上昇一服の大型株があれば、少しずつ値動きしていない新興株に散らし
始めるよいタイミングではあるかと思います。

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