【3182】オイシックス(東証マザーズ) ---(ポジ)
現在値 2,059円/100株 PER20.8 PBR2.89 3月無配 9月優待
農薬や添加物の使用に配慮した青果物や加工食品などをネットで販売。
配当権利日は3月末ですが、配当実績はなく、今期も無配予想です。
オイシックスは株主優待制度を導入しておりまして、9月末現在の単元株
以上保有の株主に対して、1,500円相当(勝手推定)のオリジナル優待品
を進呈しておりますので、優待利回りは0.72%ほどとなります。
なお、今回の優待品は連続日本一の皇室献上米「銀の朏(かの有名な
“龍の瞳”の品種改良品)」と「阿蘇大豆高菜ふりかけ」でした。
業績を確認をしていきます。
■2014年3月期 売上高 159億円 経常利益 7.7億円 EPS 78.3円
■2015年3月期 売上高 180億円 経常利益 6.6億円 EPS 59.7円
■2016年3月期 売上高 201億円 経常利益 8.0億円 EPS 90.3円
■2017年3月期 売上高 230億円 経常利益 8.3億円 EPS 100.0円ce
□2016年9月中 売上高 107億円 経常利益 2.8億円 EPS 31.9円(11/10)
は同2.3%増の2.8億円となり、期初予算通りのピンポイント着地となりました。
新規会員数の増加により、EC売上げが順調に増加したため、16期連続で
2Qの売上は過去最高を更新しました。働く女性の増加に伴い、時短食材の
「Kit Oisix」会員が飛躍的に増加していることなどが主な好調要因です。
なお2017年3月期通期の見通しは据え置いており、売上高が前期比14.1%
増の230億円、経常利益が2.9%増の8.3億円を予想しています。利益進捗が
悪いのが気になりますが、当社は上期で会員獲得増ための広告宣伝費を
突っ込んでおり、利益の下期偏重傾向が強いので心配は無用とみます。
特に会社側計画を上回る会員数の増加には目を見張るものがあり、上期
の6ヶ月だけで、111,036人→124,283人に1万人以上も激増していますので
会員獲得コストを考慮しても、前年同期並の利益を残したのは特筆です。
当社は中期目標として、再来期の流通総額400億円(今期計画250億円)を
目指しており、既存のECによるオーガニックな成長と、海外・他社PF・MA
により数字を組み立てていく計画です。5月にシニア層向け移動スーパー
の「とくし丸」を子会社に収めており、この事業が倍増ペースで伸びている
ことや、顧客基盤が30-40代の当社にとって、富裕な60代超のシニア層を
取り込み始めたことには大変な意義があり、中長期的に期待出来ます。
また標題にも記しましたが、当社の髙島社長はマザーズ上場社長として
は異例のマッキンゼー(McK)出身者であり、優秀なことに加え、人脈面で
の優位性も群を抜いています。ちなみに他のMcK出身のマザーズ社長は
かの大前研一氏(BBT社)くらいしかおりませんが、2017年に上場が観測
されているECファッションサイト「ロコンド」の田中裕輔氏がMcK出身です。
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