そんな私が最初に買った株はスターバックスコーヒージャパンだったと
記憶しています。1単元2万円とかそこらで買いやすかったことや、何より
優待券がもらえたのが魅力的でした。ただその頃のスタバは赤字を垂れ
流しており、2万円で買った株が、すぐ1万円前半に下がってしまいました。
たった1万円弱の損失ですが、時給950円程でバイトをしていた私としては
随分ショックを受けたのをいまだによく覚えています。
この他にも居酒屋で使える優待券を貰うためにワタミフードサービスの株
を買ったり、仲良くなった大学の女の子とお洒落な「月の雫」に行くために
三光マーケティングフーズを買ったりと、少しずつ株を増やしていきました。
ちなみに三光は私が大学2年?の頃に上場して、私はそこからずっと株主
をしているため、普段は愛情の裏返しから、会社の経営方針をボコボコに
論評したりしているものの、実は大変思い入れのある投資先であります。
まぁ学生時代から大体そんな感じだったので、ずっと大人しく優待投資だけ
やっていれば、今頃それなりの財産を築けたと思うのですが、なまじ学生は
時間がある分余計なことに手を出すもので、深夜バイト代でコツコツ稼いだ
を少しでも増やそうと、危ない銘柄にも手を出すようになります。
最初はそれでも可愛らしくシキボウとかをいじっていたのですが、いつの間
にかそれが山水電気に変わり、しまいにはプライムシステムなどに移って
いきました。1円抜きをするために、前場寄から買い板に並び、3時間以上
待って買い板に刺さると、今度は売るために1円上の売り板に並ぶという
ことをひたすら繰り返していました。今思えば不毛きわまりないのですが、
当時は有り余る時間を使って、そんなことを夢中になってやっていました。
「株価4円で数万株買い、株価5円で数万株売る」といった感じでしたので、
同じ量の時間をバイトに費やして稼ぐのと変わらないレベルの儲けでした。
しかも上手くいくことより、失敗することの方がはるかに多かったですが、
それでもその辺の学生がやっているバイトではなく、デイトレードをして稼ぐ
自分をどこか「カッコいい大学生」として酔っていたような気がします。
そんな感じで調子に乗っていた私は、高い授業料を払うことになります。
(続く・・・かも)
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。



