IPOの初値買いは難易度が高い。 | なちゅの市川綜合研究所

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■IPOの初値買いは難易度が高い。
標記の通り、初値買いは相当難しいと思って間違いないです。そもそも情報が
少ないのでファンダメンタル分析をするにも分厚い有価証券報告書を読むしか
ありませんし、有報をかみ砕いた成長可能性に関する説明資料(マザーズのみ)
が開示されるのも当日朝8時とかなので、1時間以内に読むしかありません。

IPO専門のブログを参考にする方法もあるのですが、アフィリエイト目的のため、
有報をコピペしただけで、肝心の分析部分が薄いブログも少なからずあるため、
参考にするには心もとない部分があります(それでも簡易要約されているという点
で非常に便利ですので、私はありがたく読ませていただいておりますw)

ということでつまり、普通の個人投資家がバリュエーションしずらいことは事実で
あり、こういったファンダメンタルズ分析にくわえ、公開規模やロックアップの有無
といった需給状況や他の同時期にIPOする銘柄の規模や公開スケジュール、更
に新興市場のマクロ状態まで把握も必要となるため、難易度が上がります。

やはりIPOの抽選で外れて、初値で買っても儲かるというのは基本的にムシの
いい話ですので、情報が少ないことを逆手にとって、それ相応に調べ上げた上
で複数の条件が整ったときのみ、初値で買うのがいいかと思います。

ちなみに私が初値を狙う時には、気配値が出る前に「いくらまでなら手を出す」と
いう値段を決めてから買います。そうしないと気配値が切りあがってくるうちに、
オークション効果で高値掴みをして失敗するのが目に見えているからです。

(※初値買いで失敗するのは基本的にこのパターンが多いかと思います)

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