
【3133】海帆(東証マザーズ) --
現在値 899円/100株 PER25.2 PBR2.14 3月株主優待 9月株主優待
東海を中心に飲食店を直営展開。レトロ居酒屋『昭和食堂』が主力。
配当金は上場前の2014年3月期だけ20円の支払実績がありますが、
今期は無配を予定しております。
海帆は株主優待制度を導入しておりまして、3月・9月末時点で100株
以上の株主に対して、3,000円分の食事優待券を年2回進呈しており
ますので、優待利回りは約6.67%となります。
業績を確認していきます。
■2013年3月期 売上高 39.5億円、経常利益 1.8億円 EPS 27.2円
■2014年3月期 売上高 41.9億円、経常利益 1.6億円 EPS 39.8円
■2015年3月期 売上高 49.8億円、経常利益 2.7億円 EPS 52.7円
■2016年3月期 売上高 59.2億円、経常利益 1.5億円 EPS 64.9円
■2017年3月期 売上高 69.5億円、経常利益 1.7億円 EPS 80.8円 ce
□2016年6月1Q 売上高 14.6億円、経常利益▲0.1億円 EPS▲6.7円
□2016年9月中 売上高 33.0億円、経常利益 0.5億円 EPS 42.7円 ce
2016年3月期通期の売上高は前期比18.8%増の59.2億円、経常利益は
同43.9%減の1.5億円となり、期初予想を下回って着地しました。既存店
は比較的順調に推移したものの、期初の出店計画は24店に対して、20
店の出店に留まったため、売上高段階から6億円近くショートしました。
利益の未達についても、この出店遅れによる費用先行が主な要因です。
なお今2017年3月期通期の売上高は17.3%増の69.4億円、経常利益は
11.2%増の1.7億円を予想しています。出店は前の期並みの20店を予定
しており、既存店売上高は97%で予算を組んでおり、やや保守的です。
既に1Qは開示されており、売上進捗もイマイチで利益は赤字ですが、
期初時点で"名あり"だった6店に加え、1店上積みして7店の出店を
済ませていることを踏まえると、概ね順調と言えるかと思います。
現在当社は全国で94店(※足許では100店達成済)を直営展開しており
年間20店を新規出店することで、中長期的には200店の展開を目標に
置いています。理論上は5年後の2022年3月期に達成する見込ですが
もう一つの目標である売上高100億円は、それより早い2020年3月期
での達成が目途となります。また、利益目標を「経常利益率5~10%」
としているので、上手くいくと3・4年で利益が3倍になる計算ですが、
さすがにこれは妄想の域を出ない数値計画かと思われます。
ただ他の居酒屋と明確に異なっているのは、ロードサイドを中心と
した展開を行っているため、居抜物件を契約するとしても他居酒屋
との競合が起こりにくく、「昭和食堂」という特殊な業態の特性上、
建物や内装がボロくても出店出来るのは他の外食企業とは大きく
異なるエッジの効いた部分だと思います。また、アルバイト確保
という意味でも、時給を引き上げて人員を奪い合う都市部などと
比べると優位性があるように感じます。ひとまず今期に注目です。
以下、おまけ画像。静岡パルコ屋上で絶賛開催中の「昭和食堂」の
ビアガーデンです。パルコ屋上のビアガーデンはゼットンやSLDが
幅を効かせているので、そういう意味では大金星とも言えますが、
私が行った時にはお客さんの入りが微妙・・・でした。


そして中心街・呉服町の店舗です。ここはヨシックスの「ニパチ」
と隣り合わせになっています。競合というよりも、お互いの店が
入れなかった時の受け皿になるので、いいんじゃないですかね。


結局どちらの店にも入らなかったので、優待券は池袋のお店で
消化することにいたしたいと思います。。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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