決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
8月13日、となっていますが開示日は8月12日(金曜日)の分です。
また時間があれば続きも書きたいと思います。
①ホットランド(3196) 2Q 通期減額 ×
売上高は前期比4.4%増の155億円、経常利益は59.8%減の3.3億円となり
期初予想を大きく下回って着地しました。銀だこ既存店が低調に推移し
たことに加え、育成中の｢The Coffee Bean＆Tea Leaf｣の立ち上げコスト
先行しました。通期経常益は従来予想比半減の9.5億も達成には要努力。
②ユニバーサル園芸社(6061) 本決算 △
売上高は前期比45.7%増の58.4億円、経常利益は同23.9%増の7.4億円と
計画を上回って着地しましたが、既に落着増額と増配は公表済です。
主力のグリーン事業が企業景況感の改善や拡販効果で3割を超える増
収となったほか、卸売事業も前期比で倍の9億円を売上げました。来期
の売上高は23.3%増、経常利益は22.1%増を見込んでおり、高成長続く。
③日本コンセプト(9386) 2Q 通期減額 ×
売上高は前年同期比2.2%減の54.3億円、経常利益は17.1%減の8.7億円
と減収減益となりました。日本発の輸出入・三国間取引の何れも好調
に推移し、取扱高も1割近く伸びましたが、売上のほとんどがドル建て
のため、急速な円高により採算が悪化しました。想定レートは115円→
105円に修正、通期経常益予想も20.8億円→13.9億円へと大幅に減額。
④トライステージ(2178) 中間増額 ○
2月決算銘柄ですが、2Qの落着の売上高を199→221億円、経常利益を
2.9→7.5億円に大幅に増額しました。主力のDM(メール発送代行含む)
事業が好伸したほか、採用計画の未達により人件費が抑制されました。
そのため通期予想は据え置いてますが、配当性向100%基準の算定根拠
となる単体EPSは半期で66円を叩き出しているため、通期EPSの100円
超が射程圏に。筆頭株主の双日への還元も視野に、今期は大増配も。
⑤アドベンチャー(6030) 本決算 初配 ○
売上高は前期比77.7%増の26.8億円、経常利益は86.4%増の2.7億円と
なり、会社予算非開示ではあったものの、前の期に続いて非常に高い
成長率を示しました。｢Skyticket｣の多言語化やスマホアプリの拡充、
他社との積極提携で取扱高が伸び、広宣費増を埋めて大幅増益確保。
配当金額未定も、22円の初配が確定。なお次期は会社側の予算が
開示されており、売上高が3割増・経常利益が44%増と大増勢が続く。
⑥物語コーポレーション(3097) 本決算 増配 △
売上高は前期比15.9%増の387億円、経常利益は同8.8%増の26.2億円
となり、売上高は計画を確保したものの、原材料費・人件費の高騰等
が原因で、利益は未達となりました。なお次期の売上高は20.6%増の
467億円、経常利益は29.7%増の34億円を予想、新規出店はFC含め59
店と大量出店継続も、達成は個人消費動向次第。配当は55→70円と
15円の大幅増額も、増益前提のため配当性向は24.0→20.5%へ低下。
⑦ハウスドゥ(3457) 本決算 増配 ×
売上高は前期比18.5%増の172億円、経常利益は2.3倍の11.8億円と
なり、期中の増額修正後の予算水準での落着となりました。利幅の
厚いFC事業が加盟店拡大で伸びたほか、市況好調により不動産売買
が大幅に伸びました。なお次期の売上高は5.5%減の163億円、経常
利益は6.9%減の11億円と不動産売買減少を見込、減益予算想定外。
なお、配当は修正後実績3.5→16円に増配。来期は1円乗せて17円。
⑧ビーロット(3452) 2Q △
売上高は前年同期比29.6%増の41.9億円、経常利益は44.1%増の3.9
億円と3割近い増収増益となりました、子会社化したライフステージ
も一部寄与。売上進捗もの足りぬも、下期引渡か。北海道の事業
基盤固め着実、コンサルで3件、マネジメント(要は管理)で16件。
コンサルと管理で売買の利益を上回っており、内容は健全な印象。
⑨ウィルプラスホールディングス(3538) 本決算 減配 ×
売上高は前期比10.6%増の210億円、経常利益は28.7%増の8.6億円
と上場時公表のガイダンスをクリアしました。フォルクスワーゲンの
不正で国内全般では輸入車販売が落ちたものの、当社取扱のBMW
・JEEP・MINIなどは堅調に推移しました。次期の売上高は2.1%増の
215億円、経常利益は1.1%増の8.7億円と保守予想、消費税増税の
延期が逆風となります。記念配15円を剥落させ、通期34円配予想。
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