小型株は相対的に割高? | なちゅの市川綜合研究所

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◼️小型株は相対的に割高?
日経が14,000円台に突入しようかという状況ですが、新興市場は相対的に
値持ちがよい状況が続いています。一頃と違って何でもかんでも底堅いと
いう訳ではありませんが、局地的に吹いているテーマ株やIPOもあるので、
一見すると小型株だけはまだまだいけそうな印象を受けます。

そのため、新興市場を主戦場にされる個人投資家の方にとっては、「日経
がだらしないせいで業績好調な小型株の足まで引っ張られて迷惑だ」とか
「なかなか買えなかった成長株にいくらか値ごろ感が出てきて買い場だ」
とかお感じになる方も中にはいらっしゃると思いますが、今年の相場は
そんなに単純ではないと思います。

東証一部の大型株をいじらない方は普段気にされないかもしれませんが、
名だたるブルーチップ銘柄の配当利回りが4%どころか5%水準にまで上昇
してきており、通常の暴落局面でも見ないような利回りになっています。
要はそれだけの利回りでも買い手がつかず、底を探っているような状況
ですので、かなり纏まった規模の資金が日本からごっそり抜け出している
ということだろうかと思います。

ただそれでも、東証一部の方が年初から調整してきた経緯やアベノミクス
以前に逆戻りした銘柄もあるので、ぼちぼち底入れ局面を探りに行く展開
になっているかと思いますが、こと新興市場に関してはまだまだ高い銘柄
ばかりであまり割安感を感じません。

私個人としては配当利回5%の株をスルーして、PER20倍の成長株を買う
のには抵抗があります。安定的に年率10%程度利益成長する株であれば、
要求するPERは10倍台前半の前半(できればヒトケタ台)、配当利回りは3%
水準で検討・・・とかそういう目線感であります。

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