優待族のみなさんは特にそうかと思いますが、この時期は毎日家に大量
の郵便が届き、優待とともに、株主通信が送られて来るかと思います。
最近は総会の招集通知が豪華カラー装丁になって、株主通信が簡素化
されたり、発行されないケースも増えてきましたが、それでも株主通信は
重要な資料です。
インターネットの普及により、会社のホームページに色々なIR資料が掲載
されるようになって久しいですが、こんな時代でも決算説明会資料などの
補足資料をアップしない会社はあります。そしてそんな会社であっても、
アナリスト向けの説明会にはきちんと資料を用意していたりしていたりする
ものです。要は小口の個人など相手にせず、資金力のあるプロ相手にしか
説明する気がないのだと思いますが、これでは個人はいつまでたっても
会社側が発信する情報のカヤの外に置かれてしまいます。そこで株主
通信がそういうギャップを埋めることが出来るツールの一つとなるのです。
逆に言うと、株主通信くらいしかまともな補足資料が手に入らないような
会社は、中計とかCAGRとかを好物とする意識高い系の個人投資家さん
からも投資対象としてみなされていないことが多いかと思います。そういう
意味ではまだ手垢がついていないので、チャンスとも言えるでしょう。IR
担当が変わるだけでIR姿勢や株価位置が一変することもありますので、
いつ報われるのかは不明ですが、そういう狙い方もありかと思います。
そんな訳で、株主通信は頑張って読みましょう。ちなみに私の場合、一度
読んだ後も数年間は捨てずにおき、ランダムに読み返したりしています。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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