相対感を絶対に忘れないこと(投資戦略アウトルック/2016.06.17) | なちゅの市川綜合研究所

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◼️相対感を絶対に忘れないこと。
毎日勢いよくお金が溶けていく相場になっていますが、昨日の追加緩和
見送りでトドメを刺されたような感じがします。ここ数年で相場を始められ
た方の中には、そろそろ株価を見るのも嫌になっている方や、株を全部
売ってまじめに働こう、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

何度も何度も同じことを言いますが、今年のマーケットは勝つことがそもそも
難しい相場ですので、このレベルの下げで許してもらえるとは到底思えず
週末を控えた金曜日から奇跡的に大反転したとしても、必ずまた似たよう
な下げ相場があと数回は起こると思います。今日の相場でうまく反転を
捕らえても、そういう奇を衒った売買は必ず次回の下げ相場で捕まること
請け合いですので、できるだけ慎んだ方がよろしいかと思います。
(バリュー投資家のつもりが、いつの間にか投機家になってませんか?)

これもいつもの繰り返しですが、最近の投資家さんは特定の銘柄に惚れて
いる方が多い印象で、なるほど調べてみると「いい株」が多いのも確かでは
あるのですが、東証一部銘柄で4~5%の配当があり、PERが一桁、PBR0.5倍
とかがゴロゴロ転がっているのに、わざわざ新興市場の株を選好するのは
なかなか勇気のある選択だと思います。

今回は煽り調のエントリになってしまいましたので、気分を悪くされた方が
いたら申し訳ないのですが、自分の銘柄が置かれているポジションを冷静
に見つめ直すには良い機会だと思います。ちなみに新興市場でもミクシィと
いう銘柄は、PER6倍台で配当利回りが3%もありますので、ご参考までに。
(ちなみに私はミクシィの株を持っていません。ひとつの例えです。)

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