決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
5月15日、となっていますが開示日は5月13日(金曜日)の分です。
今回から引け後(15時以降~)の開示分となります。
①共立メンテナンス(9616) 本決算 △
売上高は前期比22.5%増の1,350億円、経常利益は27.6%増の97.7億円と
なり、増額修正後の数値を相当程度上回って着地。寮事業はまずまず
もホテル事業が客室増とインバウンド効果に加え、宿泊単価も大幅に
増加したため、複次的に利益が増加。CB発行もこなす。今期は売上高
横ばいも、利益率なお改善で経常利益は12.5%増の110億円を見込む。
野心的な中計は前倒し達成可能圏。資金需要あり、株主還元薄い。
②メガチップス(6875) 本決算 ×
売上高は前期比13.3%減の556億円、経常利益は90.8%減の3.3億円となり、
減額修正後の予算よりはやや良化するも、海外子会社の38億円ののれ
ん償却に加え、ゲーム・液晶パネル製品が軟化しトップラインから下落。
今期はASSP向けの伸びとのれん償却額がやや減少するも、$円110円
想定で、回復力鈍く経常利益は3倍の10億円止まりを予想。
③プロトコーポレーション(4298) 本決算 増配 自社株買 ×
売上高は前期比11.7%増の542億円、経常利益は同7.9%減の41.9億円と
増収減益となりました。買収したタイヤ販売子会社が暖冬影響を受け
るとともに、のれんの償却や人件費の増加がありました。今期予想は
売上高7.3%増の582億円、経常利益は42.0%減の24.3億円と周辺事業へ
の先行投資かさみ、増収減益基調が継続。配当は11円増配の50円を
予想、自己株式2億円(0.74%)取得で、大幅減益による株価下支え意図。
④ライドオンエクスプレス(6082) 本決算 △
売上高は前期比0.6%増の173億円、経常利益は同12.5%増の11.8億円と
ほぼ期初予想線で着地しました。拠点数は373→371に減少したものの、
マルチブランド化推進により店舗数は589→724に増加、「銀のさら」で
の本マグロ積極導入により、客単価が上伸して利益率が向上しました。
今期は売上高・利益ともに数%成長に留まる。高級弁当宅配の「ファイン
ダイン」事業など新規分野の伸び次第か。
⑤あらた(2733) 本決算 増配→増配 ○
売上高は前期比5.9%増の6,767億円、経常利益は2.3倍増の58.1億円と
期初予想および増額修正後の予算を上回りました。ドラッグストアの
インバウンド向け商品が好調で、紙製品の単価向上も相まって非常に
好調に推移しました。今期の売上高予想は微増の6,790億円ながら、
利益率はさらに改善進み、経常利益は15.3%増の67億円を予想。期末
配当5円積み増し30円とし、今期はさらに5円乗せて通年60円へ増配。
⑥三光マーケティングフーズ(2762) 3Q ○
売上高は前年同期比5.7%減の103億円、経常利益は黒字転換の2.6億
円となり、利益面では通期予想を超過しました。10店の新規出店と7店
の退店、3店の業態変更で一層のS&Bが推進され、採算が急改善して
おります。焼鳥中心の低投資・高回転業態の「アカマル屋」が躍進中、
鳥貴族大量出展による焼鳥人口の開拓も好影響か。
⑦綿半ホールディングス(3199) 本決算 中計 △
売上高は前期比6.2%増の887億円、経常利益は50.6%増の17.1億円と
増額修正後の予算を上回って着地しました。HC事業の原価低減策と
建設事業での好採算の大型案件があったことで、主に利益面が好伸
しました。今期は売上高8.5%増の963億円、経常利益は9.6%増の18.8
億円と続伸予想。一部上場の記念配10円落とさず、25円配継続へ。
3年中計で2019年3月期に売上高1,000億円、経常利益22億円を予想。
⑧エムアップ(3661) 本決算 増配 △
売上高は前期比0.6%増の37.3億円、経常利益は38.7%減の3.7億円と
増収減益となりました。10年間の商品在庫を一掃し、委託販売切替
を実施するとともに、商品の移管費用や本店移転により経費が増加
しました。今期の売上高は6.3%減の35億円、経常利益は14.3%増の
5.0億円と反発見込。委託販売切替で売上高減少も、評価損減少で
増益。配当は2円増配の22円を今期も継続。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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