適時開示メモ自分用③(場中開示のみ)/投資戦略アウトルック (2016.05.14) | なちゅの市川綜合研究所

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■適時開示メモ
決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
5月14日、となっていますが開示日は5月13日(金曜日)の分です。
あまりに数が多すぎるので、ひとまず場中開示分だけ対応します。

①明治海運(9115) 本決算 ×
売上高は前期比11.0%増の354億円、経常利益は24.3%減の42.3億円と
基初予想上回るも、増収減益となりました。海運市況は低迷したもの
の為替レートが想定より円安で推移したため、ドル建傭船料が上昇し、
収支が改善しました。洞爺湖のウインザーホテルも通期寄与。しかし
今期は$円108円想定のため、2隻稼動開始も経常3割減の30億予想。

②ビーロット(3452) 1Q ×
売上高は前年同期比76.1%減の6.8億円、経常利益は49.0%減の1.3億円
となり、大幅な減収減益の低進捗決算となりました。これは当四半期
での物件売却がレジ1件のみであったことと、前年同期に多数の物件
売却があった反動が主な要因です。仕入れ進み、仕掛け不動産が100
億円の大台を突破、ライフステージ子会社化寄与で巻き返し3Q以降か。

③ケーユーホールディングス(9865) 本決算 減配 △
売上高は前期比14.0%増の725億円、経常利益は12.1%増の44.4億円と
期初予想を大幅に上回って着地しました。決算前に5円増配開示済。
ベンツ販売が好調に推移したほか、国産車も軽自動車を中心に堅調
に推移しました。今期は足元での円高影響を強く受け、経常利益は
12.2%減の39億円を想定。配当は性向30%メドで剥落の25円配を予想。

④日本製紙(3863) 本決算 △
売上高は前期比4.3%減の1兆70億円、経常利益は同26.2%減の171億
円と減収減益となりました。主力の洋紙需要が想定以下で、古紙価格
も高止まりしたため、インバウンド堅調な家庭紙で埋められず。なお、
今期については売上高微減も、特殊東海製紙との提携効果の発現で、
経常86%増の320億円と急反発の見通し。いちごトラストが純投資で
大株主出現するも、特段の増配もなく60円配と据え置き予想。

⑤レントラックス(6045) 本決算 初配 △
売上高は前期比74.2%増の63.1億円、経常利益は同73.8%増の4.6億円
となりました。主力の金融・自動車買取向け広告の堅調に加え、スマホ
アプリ向け広告「GAMEFEAT」事業譲受により、トップラインから飛躍的
な伸びを示しました。なお注目の今期の売上高は24.8%増の78.7億円、
経常利益は18.9%増の5.5億円を予想、やや物足りぬ。6円初配(12.6%)。

⑥大和ハウス工業(1925) 本決算 中計 ○
売上高は前期比13.6%増の3兆1929億円、経常利益は15.3%増の2,335
億円と期初予想を上回りました。賃貸住宅を中心に、主力セグメントが
ほとんど大幅な増収増益となり、死角なしの好決算でした。フジタと
統合し、完全子会社化した大和小田急も寄与。今期売上高は7%増の
3兆4200億円、経常利益は7%増の2,500億円を予想、記念配80円維持。
3年後に売上高3兆7000億円、営業利益2,800億円、ROE10%超が目標。

⑦乾汽船(9308) 本決算 ×
売上高は206億円、経常損失は43.9億円の大赤字決算となり、期初
計画どころか、減額修正後の値より下で着地しました。海運市況が
想定超で軟化したことが主な原因で、経常外で保有船舶の減損を
139億円計上しているため、BPSは600円以上毀損して799円へ洗替。
今期は不動産賃貸こそ底堅く推移する公算も、海運市況は底入れ
感なく、燃料価格下落も経常赤字が継続見込み。18円配は堅持。

⑧アズマハウス(3293) 本決算 △
売上高は前期比2.6%減の109億円、経常利益は13.0%減の11.8億円
とほぼ期初計画線で着地しました。主力の不動産事業が販売減少
して減益となったものの、保有3ホテルは好調で前期比15%の増収
となりました。今期は売上高・利益ともに前期比5%程度の伸びを
確保する見通しも、配当は安定の70円を据え置き。

⑨ティーガイア(3738) 本決算 増配→増配 △
売上高は前期比3.4%減の6,200億円、経常利益は同10.0%増の156
億円となり、売上高は期初計画を大きく下回ったものの、高採算
のスマホやタブレットの販売比率上昇で、利益面では過去最高を
達成しました。今期は総務省主導の通信費値下げや買替の長期化
影響で減収減益見込むも、配当を9円も積み増し、52円に大増配。
三菱商事全株放出→自社TOBで、EPSが増加したことが主要因。

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