決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
5月7日、となっていますが開示日は5月6日(金曜日)の分です。
また時間があれば続きも書きたいと思います。
①アバント(3836) 3Q △
売上高は前年同期比8.6%増の69.5億円、経常利益は12.7%増の6.8億円
となり、当3Q受注高も8%増の70億円を確保しました。ストック型である
ライセンス販売、特にバージョンアップなどのサポート(保守)売上が飛
躍的に増加。不採算案件1.3億円の損失をカバーして予算達成見込。
②イートアンド(2882) 本決算 ○
売上高は前期比10.6%増の230億円、経常利益は同67.6%増の5.2億円と
なり期初計画を割り込みました。店舗数は直営を中心に増加し、期末
447店(+8店)と微増も、原材料高騰と人件費の増加で伸び悩みました。
反面「羽根付き冷凍餃子」が伸びた販売事業は健闘しました。来期は
出店20店強と値上効果に加え、販売は生産ライン増強で2桁増を予想。
③鳥貴族(3193) 月次 △
4月単月の出店数は8店、うち2店は岐阜県(岐阜羽島・大垣駅)と一段
と郊外への出店が進捗。しかしながら既存店売上が前年同期比99.8%
と前月比6ポイント弱も大幅に落とし、客単価も下落という二重苦も前
年同期のTV放映反動減と今年の地震影響勘案すれば及第点圏か。
④ジョイフル本田(3191) 3Q 新店 △
売上高は前年同期比2.6%減の1,173億円、経常利益は同9.8%増の65.1
億円と減収増益となりました。豪雨被害による復興特需でリフォーム
堅調も、ガソリン・灯油販売が単価下落の影響を受けたため売上高
が伸び悩みました。進捗は順調で通期業績は走破圏。待望の新店は
東京都稲毛市に17千坪級をオンバランスで購入(※購入額非公表)。
⑤アイドママーケティングC(9466) 本決算 初配→減配 ○
売上高は前期比9.1%増の71.7億円、経常利益は同52.5%増の7.3億円と
なりました。予想対象期間が短いものの、上場時公表の計画線水準で
着地し、上場記念で15円の初配を決定しました。来期売上は横ばいも
自社マーケティングシステム本格稼動寄与で経常利益は2桁増の8.1
億円を予想。記念配すべて落として、10円基準の普通配に切り替え。
⑥ジャパンインベストメントアドバイザー(7172) 1Q △
売上高は前年同期比2.3倍の9.9億円、経常利益は倍の2.8億円と大幅
増となりました。当1Qで12件・総額300億円とハイピッチの商品組成
が進むも、販売は太陽光など6件・90億円止まりで進捗率は物足りぬ。
4月実施の約30億円の公募増資による効果の発現にはやや時間か。
⑦コタ(4923) 本決算 実質増配 ○
売上高は前期比5.5%増の65.2億円、経常利益は17.8%増の11.3億円と
予算超過達成となりました。「旬報店」コンクール効果で、アイケア
シリーズが好調に推移しました。業績好調で期末配当を2円増額して
18円復元配。来期は経常8.7%増の12.2億円と高い伸びを予想。特別
配当落とし、普通配に切り替え18円予想。株式1.1分割で実質増配。
⑧すかいらーく(3197) 月次 △
ガスト既存店は前年同月比2.6%減と地震影響あるも底堅い。グループ
合計ではバーミヤンや夢庵などの特化型の健闘で計0.7%減に留まる。
SC内ビュッフェや定食型ブランドなどマルチブランド化効果が発現。
⑨長瀬産業(8012) 本決算 中計 ×
売上高は前期比2.3%減の7,421億円、経常利益は同9.7%減の184億円と
なり期初計画を下回りました。中国スマホ向けの液晶電子部材が落ち
込むとともに、自動車分野で生産台数の減少と事業立ち上げ費用が
嵩み、好調な傘下の林原では埋め切れない。来期は為替108円想定
で2桁の減益予想(経常160億円)、5年中計で2020年(2021年3月期)に
売上1兆円・営業利益300億円目指すも、総還元性向には触れられず。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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