このタイトルだけ見てピンと来る貴方は日経読者ですね。新規上場
する会社は1-2週間前の日経に企業面かマーケット面あたりに会社の
紹介が載ります。紙面の結構下の方にあるので、普通のビジネスマン
は読まない方も多いと思いますが、意外といい情報が隠されている
ことがあります。
記事の大半が事業内容や直近業績動向についての紹介なのですが、
最後に社長のショートコメントがあり、定量的な数値を含めた業績
拡大への意欲や配当性向のメド、最近では株主優待についての考
え方まで言及されている場合があります。
最近の例ではウイルプラスホールディングスの社長が中期目標値に
留まらず(※21年6月期売上500億円・最終利益15億円)、株主優待や
記念配当にまで言及する大サービス事案などがありました。
特にマザーズ上場銘柄でなければ｢成長可能性に関する説明資料｣が
開示書類となっている訳ではないので、上場当日の朝に開示される
決算短信や事前の目論見書などに情報が限られるため、本欄記事は
個人投資家にとって数少ない情報源のひとつと言えると思います。
また上場する会社側としても、日経本誌全国版に自社のことを無料
で載せてもらえるのは滅多にないチャンスですので、本当に伝えたい
厳選したメッセージだけを抽出して述べているはずだと思います。
そんな訳で、｢新規上場企業の横顔｣は一押しコーナーであります。
新品価格 |  |
*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。
にほんブログ村