裸の権利取りをして思ったこと(投資戦略アウトルック/2016.03.30) | なちゅの市川綜合研究所

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■裸の権利取りをして思ったこと。
この前のクロス取引の続きの話ではありませんが、今回の3月権利取りは
裸でよかったと思います。ただこんなものはしょせん結果論であり、権利
落ち日前夜のNY市場が暴落して帰ってくれば、当然クロス取引が正解と
なり、裸族(※現物組を指す)完敗となるので、基本は紙一重だと思います。

今回裸で良かったと認識したのは、権利確定日の総資産額と権利落ち日
の総資産額がほとんど変わらなかったのを見てそう思ったのですが、よく
よく権利を取った配当・優待銘柄を個別で見ていくと、それなりにしっかり
下げているものがいくつかあることにも気づきました。

「はて、どうしてこれで資産額が無傷に近いんだ?」と思ってよく見てみると
ポートフォリオ内の6月・8月権利確定の優待銘柄がしっかりと上昇していま
した。クリレスやSFP、トライステージなど個人投資家に人気のある銘柄
が躍動しており、それらの銘柄を継続ホールドしていたので、3月銘柄の
権利落ちをほとんどカバーすることが出来ました。

ちなみにこういう動きはここ1,2年の権利取りではよく見られており、当月の
権利確定日に翌月以降の権利株を先回りして買うというのはわりと有効な
投資法だったのですが、「昇格投資法」などと同様にかなり知れ渡ってしま
ってからは、さほど有効に機能している感じがありませんでした。

ただ今回は優待権利が集中する3月であり、権利落ちもさほどでもなかった
ことから、権利確定後の大量の資金が速攻であふれ出し、他月の権利銘柄
に流れたものと思われます。

まぁ、何はともあれ無傷で助かりました。
優待が届く6月末を楽しみに待ちたいと思います。

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