自分が信じている成長株が暴落してPER10倍くらいになったとします。
確かに安いですが、よく他の株も見て欲しいと思います。今の相場では似た
ような株もまたPER10倍くらいだったり、それ以下だったりします。
私が贔屓にする不動産株などではそれが顕著で、PER一桁は当たり前、配
当利回りは約3%、今期も来期も年率10%を超える成長力があり、下手すると
優待までついてくる様な銘柄も複数あります。こういった銘柄を差し置いて
ここ1~2年で人気になった銘柄を、主に値ごろ感に基づいて高ボラ下落相
場で拾いにいくのは、それなりにリスクがあるように思います。
先述したようにバリュエーション面でもっと妙味がある株が沢山ありますし、
その株を買い上がるような主体は深く傷ついているので、『やった!追証
売りで安く仕込めた!』としても、その後誰がその株を買うのでしょうか。
機関投資家が買うのでしょうか。ただ機関投資家はわざわざ新興市場など
に目を向けなくても、主市場にPER5倍6倍、配当利回り4%とかがゴロゴロ
してますから、『ひふみ投信』あたりなら買わないこともないにせよ優先
順位的には後になるでしょう。(ひふみもそれなりに解約換金圧力があり
そうなので、買付余力があるのかわかりませんが・・・。)
要は買う人がいないとダメなのです。だから自分がウオッチしている銘柄
だけでなく、周りもよく見た方がよいと思います。なかなかそんな余裕は
ないかもしれませんが、意外と差が付くポイントだと思います。
![]() | 投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識 新品価格 |

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




にほんブログ村