適時開示メモ自分用③/投資戦略アウトルック (2016.02.13) | なちゅの市川綜合研究所

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■適時開示メモ
決算開示シーズンですので、いつもの様にマルバツ三角で評価します。
2月13日となっていますが開示日は2月12日の分です。今回は12月本決算
銘柄のみを選んでみました。時間があれば続きも書きたいと思います。

①ビーロット(3452) 本決算 中計 ○
売上高は前期比87%増の69.5億円、経常利益は同2.2倍の6.5億円となり、
増額修正後の数値を上回って飛躍的な伸びを示しました。来期の売上高
は6割増の112億円、経常利益は13%増の7.3億円と反動で伸びやや緩慢も
来々期経常は11億円予想で、向こう2年の利益CAGRは20%超。宿泊施設4
件を含む棚卸資産は60億円超、当面の業績は鉄板。初配当に含みか。

②ラ・アトレ(8885) 本決算 ○
売上高は前期比71%増の46.2億円、経常利益は同5.8倍の5.5億円となり
ました。リノベM事業が底堅く推移するとともに、新築分譲M事業の再開
や用地おろしで不動産販売が飛躍的に増加しました。来期は福岡のアイ
ランドシティの商業施設「アトレアモール照葉」開業で賃貸収入が増加の
見込。売上高は54%増の54億円、経常利益は横ばいの5.7億円を予想。

③日本エスコン(8892) 本決算 増配 ○ 
売上高は前期比47%増の277億円、経常利益は同50%増の31.2億円となりま
した。大型物件の京都河原町や明石が完売したほか、収益不動産の販売
事業も伸び、商業施設に関しても建物・底地案件の取得が進みました。
来期の売上高は18%増の327億円、経常利益は5.5%増の33億円と横ばい
予想も、配当性向を25%水準に切り上げ、8円→12円と4円の大幅増配。

④ラックランド(9612) 本決算 一部指定 増配 ○
売上高は前期比18%増の297億円、経常利益は同16%増の7.5億円となりま
した。主要顧客である食品スーパーの売上が堅調に推移したことに加え、
MAによる統廃合もあり、引合が活発化しました。特に建築が伸びており、
建物躯体部分の企画からに入れるようになり、業容が拡大しています。
来期の売上高は7%増の320億円、経常利益は32%増の10億円と成長続く。
東証一部指定変更で、配当20円→25円と5円の増配(※記念配当扱い)。

⑤JIA(7172) 本決算 ◎
売上高は前期比2.6倍の28.0億円、経常利益は同85%増の12.6億円となり
ました。航空機のオペリース商品販売が148億円と前期の3倍以上に急拡
大したほか、船舶や太陽光商品も伸び、コンテナの落込をカバーしました。
来期の売上高も85%増の52億円、経常利益は76%増の22.3億円と飛躍的な
伸びを予想していることに加え、足下1Qで船舶1件・太陽光5件の組成を
予告し、期初から攻勢。会社側は当面利益CAGR50%目指し強気が鮮明。

⑥マークラインズ(3901) 本決算 増配 ○
売上高は前期比17%増の12.3億円、経常利益は同23%増の4.2億円となり
ほぼ会社計画線で着地しました。契約者会社数が1,712社→1,940社と
200社以上順調に積みあがり、特にアジアが著しい伸びを示しています。
来期の売上高は18%増の14.5億円、経常利益は20%増の5億円と売上高・
利益共に約年率2割の成長が継続、配当性向40%で35→42円に増配。

⑦サンセイランディック(3277) 本決算 中計 増配 △
売上高は前期比10.8%増の115億円、経常利益は7.9%増の11.9億円となり
期中の進捗を巻き返して、期初予想で着地させました。期末の棚卸資産
も51億→76億円と25億円積み増し、来期売上高は26%増の146億円を計画
するも、経常利益に関しては8%増の12.9億円と伸び緩慢。再来期の経常
利益は15.2億円と再加速も、11%程度の配当性向の改善には要時間か。

⑧ダイキアクシス(4245) 本決算 中計 増配 △
売上高は前期比2.7%増の323億円、経常利益は15.1%増の10.8億円となり
こちらも期中の進捗を巻き返して、増収増益を確保しました。浄化槽等
製品伸び悩むも、排水システムと住宅機器関連販売でカバーしました。
減損で最終利益凹ますも、小型風力発電機開発会社の"のれん代"一括
償却みたいなもので影響は限定的。なお来期売上高は3.3%増の334億円、
経常利益は4.4%増の11.3億円と横ばい予想。3年後の2018年12月期には
経常利益15億円を計画、向こう3年の経常CAGRは11-12%とまずまず。

⑨アライドアーキテクツ(6081) 本決算 ×
売上高は前期比19.4%増の25.8億円、経常利益は赤字転落の▲3.6億円と
なりました。Facebookのポリシー変更影響は根深く、主力の「モニプラ」
の受注回復に手間取っています。自己資本比率高水準も期末現金残高は
13億円→6億円に半減しており要注意。来期売上高は37%増の35.4億円、
経常利益は黒字転換の2.2億円を予想、シンガポールが子会社が順調に
推移しているものの信頼度は低め。DIと組むベトナムの成果が見えない。

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