従来から弊ブログをご覧いただいている読者の方はよくご存じだと思い
ますが、私は不動産業界で転職を繰り返していることもあり(※不動産
業界では転職するのがわりと普通)、不動産株にもそこそこ詳しいです。
ただ別に業界にいるからと言って特別儲かるという訳でもなく、リーマン
ショックの頃に一番やられたのも不動産株でした。
そんな訳で、マイナス金利記念に色々な会社について勝手に思っている
ことをコメントしていきたいと思います。もちろん投資推奨等ではなく、
ただの感想ですので、特に参考にしていただかなくて結構ですw
①サムティ
前期に水戸のヤマダ電機で多額の違約金(売上高から寄与)をゲットして、
剥落するかと思いきや、今期はまさかの利益倍プッシュ予想。サムレジに
突っ込むレジを地方で買い捲るのはいいんですが、地方の管理はサムティ
管理じゃ出来ないし、地場の業者に任せるのでしょうか。
②トーセイ
流動化バブルの生き残り組なのに、ケネディクスやいちご辺りと比べると
株価的にも地味な印象。シンガポールに上場しても、念願のREITを上場
させても、神田の貸しビル屋の印象はぬぐえず。ただここに来て住宅AM
をブラックストーンなどからごっそり受注しているのは侮れません。
③ファーストブラザーズ
ピカピカの経歴の経営陣と気取った名前が印象的な同社。今期もしっかり
増益予想も、安定の無配継続で株主はがっかり。そのくせ意外と機動的な
自社株買いをしてくるあたり、オポチュニスティックな「投資銀行」です。
地味に収益物件も積み上げており、名前のわりに安定感がある感じです。
④日本エスコン
同じ関西で森虎傘下の日本エスリードと紛らわしい同社、基本はマンデべ
なのですが、ひと昔前は流動化銘柄として鳴らした銘柄です。最近は地味
に首都圏で物件買ったりしているので、もうひと暴れしてほしいものです。
投資顧問はいかにもですが、いつの間にか商業開発やPMまでやってます。
⑤ランドビジネス
少人数で東証一部に上場し、平均年収が異常に高いことでも有名な同社。
霞が関の貸しビル屋。本当は好景気のいまビルを売りたいと思いますが、
売ったら最後賃貸収入が減ってしまうし、代わりに買うビルもスッ高値
なので、動くに動けずじっとしている印象。社員はひたすら高楊枝か。
⑥ビーロット
社長は泣く子も黙るオリックス宮内シニアチェアマンのご子息。しかし
周りを固めるのがサンフロ出身の経営陣という妙なアンマッチ具合。
古ビルをリノべして新型カプセルホテルやったり、韓国系の資金を引っ
張ってきたり、やたら北海道方面に強かったりと、妙な特色があります。
北海道と言えば今は亡きランドコムを思い出して涙が出ます。
⑦CRE
旧幸洋コーポレーション。旧コマーシャル・アール・イー。一度潰れた
のに、物流特化でしぶとく復活。新興とみせかけて、不動産業界では
意外に名前の通った老舗です。傘下にストラテジックパートナーズを
擁しており侮れない。そのうちまたケネディクスが手を出しそう。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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