年明け以降節操なく相場が下がっているので、もうそろそろ嫌になって
くる方も少なくないことかと思います。今日が底、明日こそが底、週明け
からは底打ち反転・・・といった感じで毎日「底底詐欺」状態となっている
ため、まるで底なし沼に足を引きずられているような感覚になります。
現時点でリーマンショック級、とまでは言いませんが、わりと短時間で
歯止めなく下がっていく様子はリーマン以上かもしれません。新興市場
の株がいとも簡単にS安まで持っていかれ、REITの利回りが軒並み10%を
超えていたあの頃の記憶がふとフラッシュバックしました。
ここ2-3年の相場が「とても良い時期」に参加された方にとっては、この
レベルの下げであっても、カタギの仕事が手につかないくらい動揺する
かもしれませんが、決してうろたえてはいけません。信用をされている方
はロスカットの可能性があるのでその限りではありませんが、現物保有
の方は売らずに耐えることで、ある程度の「戻り」を取ることができます。
実はこの「戻り」を取ることが非常に大事で、これだけの急落であれば底値
からは軽く2割程度(適当)は戻りを取れる可能性が高いため、ダメージを
最小限に抑えることが出来ます。ここでお伝えしたいのは、この辺がもう底
だからロスカットするな・・・等という程度の話ではなく、株のことをもう考え
たくないから売るとか、いま株を売れば欲しかったあの時計が買えるから
売るとか、そういった理由で売るのは控えた方がベターということです。
確かにそういう気持ちになることはよくわかります。かつての私も全く同じ
ように考え、毎日毎日下がる株のことを考えるのが嫌になり、えいやっ!
と思い切って捨て値で売り切ったところが、まさに相場の底でした。
証券会社がよく使うフレーズに「投資は余裕資金で」というものがあります。
あれはまさにこういう相場に備えて用意された"金言"なのです。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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