
【3329】東和フードサービス(東証JQスタンダード)--
現在値 1,889円 PER21.0 PBR1.34 4月優待配当 10月配当優待
椿屋をはじめとした高級喫茶、ダッキーダックが主力の外食チェーン。
配当は4月10月の合計30円配当で、配当利回りは0.78%となっています。
東和フードサービスは株主優待制度を導入しており、4月末10月末の
単元保有株主に対して1500円のお食事券を年2回進呈しているため、
配当優待利回りは約1.56%となります。
業績を確認していきます。
■2012年4月期 売上高 100億円、経常利益 5.4億円 EPS 51.6円
■2013年4月期 売上高 99.6億円、経常利益 6.0億円 EPS 79.5円
■2014年4月期 売上高 100億円、経常利益 5.3億円 EPS 64.6円
■2015年4月期 売上高 103億円、経常利益 5.6億円 EPS 66.4円
■2016年4月期 売上高 108億円、経常利益 7.0億円 EPS 91.1円 ce
□2015年10月中 売上高 52.5億円、経常利益 3.3億円 EPS 46.7円
2015年10月中間の売上高は前年同期比5.3%増の52.5億円、経常利益
は同79.5%増の3.3億円となり、期初計画をクリアし大幅増益となりました。
メニューの改訂施策等により既存店売上高は7ヵ月連続で100%超となり、
上期通算では104.4%と好調に推移しました。
なお2016年4月期通期の売上高は3.3%増の108億円、経常利益は25.0%
増の7.0億円を計画しております。上期の越谷に加え、下期では八重洲
と神楽坂、千葉、埼玉に新店を予定しており、店舗純増5(10末117店)
を計画しております。改装新店である新宿東口が増床効果も相俟って
前年比70%増と大幅増となっているように、大型化が奏功しています。
11月には2005年以来実に10年振りとなる1:2の株式分割を実施したほか
本年7月に続いて、11月にも分割絡みの優待の実質拡充を実施しました。
半年で2回の優待拡充を行うのは極めて異例であり、いまだ2000名台に
留まる株主数を増やしにきた印象を受けます。JQ市場に上場して早や
10年が経ちましたので、新たなステージを目指していると思われます。
(なおマザーズ市場ではないので、所謂"10年ルール"は関係ないです。)
前回のレビューでも触れましたが、フルサービス喫茶店は上場を来年に
控えたコメダ珈琲やドトールの星乃珈琲店に加え、トリドールあたりも
コナズ珈琲・ラナイカフェの2ブランドを引っ提げて関西から本格的な
東進を狙ってきていることもあってか、ここにきて当社の新店や改装等
の動きが早まっているような印象を受けます。
そんな訳で前述の株主数増加への取り組みと業界環境の激変について
は密接にリンクしているものと思われ、この辺で社格を上げたり、新たな
資金を調達したり・・・そういった考えがあるのかもしれません。
*参考記事① 2014-08-20 1,229円
椿屋珈琲の東和フードサービス(3329)から株主優待がきました!
![]() | 新品価格 |

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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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