
【3048】ビックカメラ(東証1部) --
現在値 999円/100株 PER15.0 PBR1.75 8月配当優待 2月配当優待
家電量販大手。ターミナル駅周辺で大型店。傘下にソフマップ・コジマ。
配当は2月8月の年2回・合計10円のため、配当利回りは1.00%となります。
ビックカメラは株主優待を実施しており、2末8末に100株以上を保有する
株主に対して3,000円分(通年合計額)の優待券を進呈しておりますので、
配当優待利回りは4.00%となります。なお1年以上の長期保有で+1,000円、
2年以上の長期保有で+2,000円が追加されるため、利回りが上昇します。
業績を確認していきます。
■2013年8月期 売上高 8,053億円、経常利益 153億円、EPS 14.2円
■2014年8月期 売上高 8,298億円、経常利益 240億円、EPS 57.4円
■2015年8月期 売上高 7,953億円、経常利益 204億円、EPS 39.2円
■2016年8月期 売上高 8,200億円、経常利益 213億円、EPS 64.8円 ce
□2016年2月中 売上高 4,070億円、経常利益 93億円、EPS 28.0円 ce
2015年8月期の売上高は前期比4.5%減の7,953億円、経常利益は同15.2%減
の204億円となりました。家電は足元で堅調に推移しているものの、上期
までは消費増税の反動きつく、下期での回復とインバウンドの増加により
ある程度取り戻したものの、期初計画比では若干の未達となりました。
今2016年8月期の売上高は3.1%増の8,200億円、経常利益は4.4%増の213
億円を予想しております。コジマの不採算店閉鎖の一巡による反転増が
期待されるほか、インバウンドの継続増が都心中心の店舗アロケーション
の当社には引き続き寄与します。
また子会社間のシステム統合や物流改革についても今年度を以てあらかた
再構築される予定で、現在18拠点ある物流拠点も9拠点まで集約されます。
そのため設備投資費用は2013年8月期の2/3となる80億円まで減少します。
新店についてはコジマとのWネームで港北と宇都宮に大型店を開業しており
上場子会社のBS11も当社持分調整前で経常利益20億円と続伸見込です。
前期は期末ギリギリでコジマの営業低調と減損、繰延税金資産の取り崩し
で最終損益が30億円超削られてしまいましたが(※コジマは無配に転落)、
今期は当社グループ全体としては安定軌道に復帰する見込みです。競合
のヤマダ電機がリストラを進めており、最大のライバルであるヨドバシカメラ
も上場しなかったので、業界での存在感を高める一年となりそうです。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




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