
【9644】タナベ経営 (東証JASDAQ) --
現在値 1,153円/100株 PER17.6 PBR0.88 3月配当 9月優待
経営コンサル大手。コンサルと法人向けセールスプロモーションが2本柱。
配当は3月一括の37円配当のため、配当利回りは3.17%となります。
タナベ経営は株主優待制度を実施しており、9末現在の単元株主に対して
3千円相当の手帳を進呈していますので、配当優待利回は5.81%となります。
業績を確認をしていきます。
■2013年3月期 売上高 73.3億円 経常利益 6.0億円 EPS 37.4円
■2014年3月期 売上高 75.8億円 経常利益 7.0億円 EPS 90.1円
■2015年3月期 売上高 78.6億円 経常利益 8.0億円 EPS 36.4円
■2016年3月期 売上高 80.5億円 経常利益 8.3億円 EPS 65.7円 ce
□2015年9月中間売上高 36.3億円 経常利益 4.2億円 EPS 36.5円
2015年9月中間期の売上高は前年同期比8.0%増の36.3億円、経常利益は
同25.5%増の4.2億円となり、計画比でも3割以上の上積みとなりました。
主力のコンサルティングが伸びたほか、研修やセールスプロモーションも
大型案件の成約があり、ほぼ全てのドメインで増収を確保しました。
なお2016年3月通期の売上高は前期比2.3%増の80.5億円、経常利益は同
同2.7%増の8.3億円の期初予想を据え置いておりますが、例年より高めの
進捗率をマークしているため、増額に期待がかかります。特に当社の場合
固定のクライアント向けの売上が多く安定しており、ノベルティの手帳売上
も3Qに偏重するので、現段階で半分の進捗ならかなり上等と言えます。
経営コンサルという生業で、取引先にも持株会になってもらっているなどし
ている都合上仕方ない部分もあるのかもしれませんが、2018年3月期まで
の向こう3年間の中計では、売上高・利益共にCAGR3%程度のガチガチの
目標値しか掲げていませんので、この辺の前倒し達成も視野に入ります。
(※2018年3月期の目標売上高は86.0億円、目標経常利益は9.0億円)
また当社は財務状況も極めて良好であり、無借金経営であるほか100億円
ほどの時価総額に対して40億円を超える現金同等物を有しています。その
ため株主還元にはかなり積極的であり、配当性向も60%方針となっています。
実際の配当金は22→26→30→33→37円(予、と4期連続の増配を予定して
おりますが、このまま増額ペースで落着すると上積みが期待出来ます。
![]() | 新品価格 |

*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。




にほんブログ村