「カンブリア宮殿」効果で第二のクックパッド化も、ファンデリー(3137)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【3137】ファンデリー (東証マザ) 投資判断 新規Outperform

現在値 887円/100株 PER20.5 PBR5.70 3月無配 株主優待なし

生活習慣病患者向けなど健康食を宅配。医療機関等にカタログ配布。
ファンデリーは配当実績がなく、株主優待制度も実施していません。

業績を確認していきます。当社は本年6月のIPO銘柄です。 
■2013年3月期 売上高 20.7億円、経常利益 3.8億円 EPS 47.8円  
■2014年3月期 売上高 24.7億円、経常利益 4.0億円 EPS 47.0円
■2015年3月期 売上高 26.6億円、経常利益 4.3億円 EPS 43.1円
■2016年3月期 売上高 29.3億円、経常利益 4.5億円 EPS 42.7円 ce
□2015年6月1Q 売上高 6.5億円、経常利益 0.9億円 EPS 10.1円
□2015年9月中 売上高 13.7億円、経常利益 1.7億円 EPS 15.8円 ce

2015年3月期の売上高は前期比7.9%増の26.6億円、経常利益は8.3%
増の4.3億円となりました。主力の健康食宅配(MFD)事業がメディア
で取り上げられたことで会員が増加したことに加え、その会員増の
おかげで広告枠販売のマーケティング事業も堅調に推移しました。

なお今2016年3月期売上高は前期比10.1%増の29.3億円、経常利益は
同3.2%増の4.5億円を見込んでいます。前提となる今期末の受注数は
前期比12.2%増の386千件・客単価は横ばいでの想定となっています。
既に1Q決算までは開示がされており、売上高が6.5億円、経常利益が
0.9億円で仕上がっているので、ある程度順調な進捗が確認出来ます。

マザーズへのIPO企業ながら年間成長率が約1割と控えめであるもの
の既に年間4億円程度の経常利益がコンスタントに上がるようになって
おり、JASDAQ上場企業に近い数字の安定感があります。かつ当社は
平均年齢26.5歳の従業員に平均418万円の給与を払った上でこの業績
なので、当面は人件費増で収益が圧迫される可能性も低そうです。

以上、投資判断については新規Outperformでカバー開始します。
成長モメンタムいまひとつも、市場自体の伸びが魅力的です。

標記の通り、テレビ東京系列の「カンブリア宮殿」で取材されたことで
時価総額50億円そこそこにすぎない当社の広告宣伝効果インパクト
はかなりのものがあると想定されます。実際に放映直後はしばらくの
間当社ホームページがダウンしました。

またTV放映による一般顧客へのアピールに加え、食品メーカーへの
当社媒体の宣伝枠販売やコラボ商品など仕入元法人へのアピール
となります。当社マーケティング事業は非常に利益率が高いため、こ
の辺で上手く数字を作れれば第二のクックパッドにもなりえます。

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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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