日本MAセンタと提携、青山財産ネットワークス(8929)から株主優待が到着。 | なちゅの市川綜合研究所

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【8929】青山財産ネットワークス(東証2部) 投資判断 新規Outperform

現在値 534円/100株 PER15.6 PBR2.40 6月配当優待 12月配当

資産家への運用、相続コンサルや運用商品に強み。不動産売買縮小。

配当は年2回の合計15円で、配当利回は2.80%とそこそこの水準です。
青山財産ネットワークスは株主優待制度を導入しており、6月末に1,000株
以上を保有する株主に対して、3千円のグルメギフトを進呈していますので
配当優待利回りは約3.37%となります。

業績を確認していきます。
■2012年12月期 売上高 58.3億円、経常利益 0.9億円 EPS 8.7円 
■2013年12月期 売上高 63.6億円、経常利益 2.0億円 EPS 18.5円  
■2014年12月期 売上高 93.0億円、経常利益 4.6億円 EPS 31.0円
■2015年12月期 売上高 98.5億円、経常利益 4.7億円 EPS 34.1円 ce
□2015年6月中 売上高 52.6億円、経常利益 2.0億円 EPS 14.2円 修正

今2015年6月中間期の売上高は前年同期比25.0%増の52.6億円、経常利益
は同11.2%増の2.0億円となり、期初の中間予想を上回って着地しました。
上期に千代田区鍛冶屋町のビルを当社特定共同事業の任意組合相手に
13.5億円でイグジットしたほか、他2案件の「ADVANTAGE CLUB」の組成
があったことが寄与しました。

なお2015年12月期通期の予想は据え置いていますが、当初より売上高・
利益ともに前期比ヨコヨコの予想をしており、当社の場合は業績が期末に
偏重傾向であることなども併せて考慮すると今期は鉄板かもしれません。

6月にはSPCを活用した特定共同事業の許可を当局より取り付けており、
日本M&Aセンターとの協業による相続対策ための不動産小口販売が
大きく飛躍する可能性があります。足元では米国の現地法人を連結化
させるなど、国際化の動きも出てきているため長期的に期待出来ます。

以上、投資判断についてはOutperformでカバー開始します。
増額修正含みであり、相続は時流に乗ったビジネスで株価も割安です。

当社は2018年までの中期経営計画を開示しており、3年後の2018年12月
期は今期比2.2倍となる10.5億円の経常利益を見込んでいます。現状の
ところこの計画を余裕で上回るペースで進捗しているため、さらなる
上積みが期待できそうな感じです。

また2018年までは欠損金が効いているため、純利益が大幅に水増しされ
る見込となっていますが、当社の配当金はこの水増しされた純利益を
ベースに50%水準の配当性向を保っているため、向こう数年間は高配当
が継続される可能性が高いです。12月の決算を締めてから後出で増配
することも多く、今期落着も3%近い配当利回りとなるかもしれません。

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