(なちゅ式)暴落時の立ち回り方法について/投資戦略アウトルック(2015.8.23) | なちゅの市川綜合研究所

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■(なちゅ式)暴落時の立ち回り方法について

昨日は先週一週間の暴落について触れさせていただいたので、今日は
具体的な立ち回り方法について改めて整理していきたいと思います。

こういう短期下落局面は深押した銘柄のリバウンドを狙いたくなるのが
人情というものですが、買い戻す(信用)余力がある人が少なく、簡単に
資金が戻ってくる訳ではないので、間違っても下手に動かないことです。
それでも反発を狙うとすれば、方法は以下の3つが想定されます。

①一番手銘柄のリバウンド狙い
一番手銘柄、とはそのセクターを牽引するような銘柄です。最近は弄って
いないのでよくわかりませんが、ゲーム関連株で言えばミクシィあたり
となるでしょうか。まず最初に戻ってくる買いニーズの多い銘柄です。
例え一番手でなくとも売買代金の多い銘柄を狙うと良い様な気がします。

②(完全に相場の底入れを確認してから)品薄銘柄狙い
品薄銘柄とは、暴落してもその後のリバウンド局面で全然戻らない銘柄を
指します。真空状態の買い板に信用換金売りをぶつけられて、そのまま
放置されている株を拾う戦略で、こちらの手法はリスクはかなり低いの
ですが、酷いと半年超は放置されるので、自身のメンタルが試されます。
「他の株はスルスル戻るのに何で俺の株だけ・・・」的な覚悟が必要です。

③直近IPOのリバウンド狙い
直近IPOは銘柄の乗換があるため、ただでさえ換金需要が高いのですが、
こういう暴落局面など更にオーバーシュートして下げる傾向にあります。
四季報非掲載でカバーする人がすくないため、評価も定まっておらず、
配当利回りも低いためとんでもないところまで売られます。それでも
新興反発局面では「直近IPO」という括りでまとめて戻ることもあります。
(※これはIPOセカンダリの値動きの理解した玄人向け手法です。)

まぁざっとこんなところでしょうか。
で、リバウンド狙うにしても資金が要るので、私の場合はここで値崩れ
していない優待株をほんの少しずつ換金売りして、上記①②③の手法
を駆使して買っていくというのが、基本的なストラテジーとなります。

何より重要なのは相場の底の位置が毎回不明なので、ほんの少しず
つやることです。正直これにつきます。あまり大きく乗り換え出来ない
まま相場が反転してしまうことも多いのですが、それでもリバウンド
狙いの株は捨て値で買えていることが多いため、あとから振り返って
見れば下落分をそれなりに取り戻せていたりするケースも多いです。

以上、よろしければ参考にしてみてください。

*追記
バーゲンセールで服を安く買いまくっても着れるのは自分一人ですし、
安いという理由だけで買った服は、後から「やっぱこれいらないわ」と
思うこともあるかと思います。そのため、その後の長期間ホールドを
余儀なくされた場合でも、自分自身で納得のいく銘柄だけを拾うよう
にすると、精神衛生上も良いかと思います。

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